那須川天心ボクシング2戦目は強かった?ボクサーの反応・評価まとめ

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ルイス・グスマン戦で天心「4Rで左拳を痛めていた」試合後のコメント

2023年9月18日に行われた「那須川天津vs ルイス・グスマン」に判定勝利した天心選手。試合後のコメントで天心選手が試合中に左拳を痛めていたことが判明しています(その後「左手手根不安定症」と診断され、ギプス装着し3週間固定の処置を受けている)。

那須川天心、ルイス・グスマン戦を振り返る

以下、ルイス・グスマン戦を終えた天心選手の試合の感想。ボクシング2戦目をKOできなかった原因を自己分析しています。

那須川天心

  • 「無事にボクシング2戦目を勝つことができて多少はホッとしてるんですけど、KOできなくて課題というか次に進むステップが見えたので。多少は成長した姿が見せれたかなとは思うのでこれに満足することなく経験積んでどんどん強くなっていきたいと思います。」
  • 「デビュー戦に比べドッシリ構えたり自分の思うような動きは出来てきてるんですけど、1Rにカウンターでダウン取った後そっから相手がなんもしてこない時に迷っちゃうというか。どう攻めたらいいか、僕のスタイル的には手数を出して打たせてカウンターを合わせることだけになってしまったのが今回KOできなかった原因なのかなって思います。試合中もセコンドにどうやって攻めたらいいのか聞いたりして。」
  • 4Rくらいに左でパンチ打ったらめちゃくちゃ稲妻(痛み)が走って、どうしよう?みたいな感じになった。痛くていま左拳握れないんですよ。それも含めて試合中に迷いが出たっていうか。」
  • 「左が打てないなら右打ってとか、色んなパターンを次戦でしっかり出来るようにしていきたいですね。」
試合後天心選手は1Rにダウンを取った際、「ルイス・グスマンがアクションを起こさなかったためどう攻めればよいか迷いが生じた」「カウンタースタイルのみになってしまった」ことなどをKOできなかった理由として語っています。
今後の試合ではカウンタースタイル以外の引き出しを身に付け、”KOもできる"ボクサー天心が見れることに期待。

ルイス・グスマン「天心はかつてないスピードだった」

「那須川天津vs ルイス・グスマン」で2度のダウンを奪われ大差を着けられるも、最終8Rまで倒しに行く姿勢を見せたメキシコ国内王者グスマン。試合後に天心選手との試合についてコメントしています。

ルイス・グスマン試合後のコメント

ルイス・グスマン

  • 「天心は私がこれまで対戦したボクサーとは比較にならないスピードを持っていた。リング上での立ち回りもテクニカルで、最終Rまで彼の動きを捉えきれなかった。」
  • 「天心はボクサーとしてルーキーですが、クレバーかつテクニックがあり素晴らしいポテンシャルの持ち主だと思う。」
  • 「今回の試合はコンディションはグッドだったけど急遽決まり準備期間が短かった。次戦では100%の準備をして私の実力を見せたいと思います。」

ルイス・グスマンは天心選手のスピード・テクニック・試合運びのクレバーさを称賛。ボクサーとしてはまだ経験が浅くても凄い資質を持っているとリスペクトを示しています。

那須川天心ボクシング2戦目│ルイス・グスマンの戦績・強さは?

「那須川天心 vs ルイス・グスマン」を見たボクサーからの反応・評価まとめ

天心選手のボクシング転向2戦目「那須川天心 vs ルイス・グスマン」を見たボクサーからの反応・評価を紹介していきます。ボクシング2戦目の評価はボクサーとしての天心選手への期待値が高いゆえ、厳しめの意見が多く見られています。

与那覇勇気選手とのボクシングデビュー戦の評価まとめはこちら↓

那須川天心ボクシングデビュー戦│ボクサーの反応・評価まとめ

帝拳ジム 本田明彦会長「10戦目まで世界戦はない。天心は絶対に世界王者にします」

那須川天心選手の所属ジム「帝拳ボクシングジム」本田明彦会長が天心選手のボクシング2戦目と今後の展望について言及。

帝拳ジム 本田明彦会長の「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

帝拳ジム 本田明彦会長

  • 「天心のルイス・グスマン戦は3Rくらいで終われば最高でしたが、ボクシングは甘くありません。」
  • 「ファンからは天心の世界戦を早く観たいという声が上がるが、ロマチェンコや井上尚弥選手が異常に強いだけ。普通は世界王者まで時間がかかるもので、途中で壊れた方が恥です。メイウェザーやデラホーヤの世界戦までの戦績を見てほしい。」
  • 「知名度がある分、天心にはアンチが多い。ボクシングファンとの戦いです。」
  • 10戦目まで世界挑戦は絶対にさせません、というか(今の実力では)出来ません。」
  • 「(今後のマッチメークは)タイトルは関係なく、経験が積めて課題を残すような相手と組みます。今日の試合も初回でKOしてれば自分の実力を過信していたでしょう。」
  • 「天心のボクサーとしての資質は、60年以上ボクシングをやってきた私から見ても"これまで見たことがないものがある"のは確かです。だから天心は大事に育てます。時間はかかりますが絶対に天心を世界王者にします。」

帝拳ジム 本田明彦会長は「那須川天心選手がボクサーとして特別な資質を持っている」と評価。それだけに10戦目まで世界戦はさせず、段階的に経験を積ませ世界王者を目指していくと今後の展望を語っています。

内山高志「天心は反応速度がすごい、一級品」

内山高志さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者 内山高志

  • 「天心の2戦目は僕はすごい良かったと思う。デビュー戦と比べどっしり構えて力強いパンチを打とう、倒そうという意思がはっきり見えた。ダウンも取って倒せるというところを証明できたと思う。」
  • 「周りが"天心はKOできない"って言うのはどうでもいいんですよ、KOってそんな簡単じゃないですから。天心はコツさえ掴めば倒せると思う。ダウン取った後の畳みかけ、もうちょい詰めていければよかったかな。」
  • 天心は反応速度がすごい、狙ったカウンターじゃなく相手の動きに瞬時に反応して合わせられる。打った後サイドに回る動き、ウィービングした後にすぐ攻撃に移る速さは一級品。」
  • 「あと何戦かして世界を狙っていくと思いますけど、焦らないで長いラウンドに慣れたりしてやっていけばいいんじゃないかな。打たれてピンチの状況も経験してから世界戦に挑戦した方がいい。」

内山高志さんは天心選手のボクシング2戦目を「KOしようという意思が感じられた。今後コツを掴めば倒し屋になれる」と評価しています。また、倒しに行くこと以上に天心選手の反応スピードを絶賛。世界タイトル挑戦までに劣勢の状況も経験してさらに進化していってほしいと期待を寄せています。

内山高志さんの天心ボクシング2戦目感想動画はこちら

村田諒太「今回は試合内容よりも言葉が先行していた」

村田諒太さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元WBA世界ミドル級スーパー王者 村田諒太

  • 「天心はボクシングだけで言えば2戦目でこれだけのパフォーマンスを見せて勝ったのは別にいうこと無いんですけど、ただ本人の表情からは完全に納得したような結果は見えていない。それが答えじゃないですか?」
  • 「6・7・8Rと倒しに行く姿勢でラッシュかけてましたし、KOできなかったことを恥じる必要はない。みんな言葉より内容で見てますから。」
  • 「天心本人も言葉じゃないよねって言ってますけど、今回は少し試合内容より言葉が先行した気がしますね。もちろんボクサーとして進化はしてますし、パフォーマンスは高いですよ。」
  • 「"成長した姿を見せれました、自分としては満足してます"って言うのはもちろん素晴らしい事ではあるんですが、じゃあファンの皆様は何を見たかったのか?ってなった時、天心が見せたいものとお客さんが見たいものがイコールかって言うと必ずしもそうではない。」
  • プロである以上、お客さんが見たいものを見せる必要はありますよね。今後、ボクサーとして天心選手が求められるのは"本人の見せたいもの+ファンが見たいものを見せる力"になると思います。」

村田諒太さんは那須川天心選手のボクサーとしての進化やパフォーマンスの高さを評価しつつも、「今回はしっかり倒し切る姿を見せたい」「世界王者になる、世界を変える」などの天心選手の言葉が試合内容よりも先行していたと指摘。ボクサー那須川天心への期待の表れからか、厳しい言葉で激励しています。

山中慎介「進化した天心は見せれた、倒し切れなかったのは悔しい」

山中慎介さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元WBC世界バンタム級王者 山中慎介

  • 「最後は判定勝利ではあったんですけど、デビュー戦から進化した那須川天心の姿は見せられたんじゃないですか。」
  • 「ただ、中盤以降ルイス・グスマン選手も天心の動きに慣れてきたのか、最後まで倒すには至らなかったのが悔しいですね。少し前までキックボクサーで3Rの試合しかやってこなかった天心が、今年4月にボクシングデビューして8回戦・8R闘い抜いてるのはすごい成長ですよね。」

山中慎介さんはこれまで天心選手がキックの短いラウンド数しか経験がないなかで、ボクシングデビューしてから2戦目までの短期間での天心選手のボクサーとしての成長を高評価。しかしペースを握りつつもルイス・グスマンを倒し切れなかったことは今後の課題としています。

竹原慎二「KO出来なかったのは気持ちの問題、ボクシングはそんなに甘くない」

竹原慎二さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元WBA世界ミドル級王者 竹原慎二

  • 「いい試合でしたね。天心くん構え方や距離の取り方とかはデビュー戦に比べてすごく良くなったと思う。ただ、倒してやろうっていう気持ちがまだ足りない。」
  • 「ダウンを取った時、俺が選手だったらあそこでもっとラッシュかけて仕留めに行く。試合内容は完封してよかったけど、KOできなかったのは気持ちの部分の問題。」
  • 「スピードも速くてパンチもある程度あるんだから。試合の流れは常に支配してるけど、倒すのと倒さないのでは全然違う。そんなに甘くないですよ、ボクシングは。」

竹原慎二さんは天心選手の試合運びを評価しつつも、KOできなかったのは気持ちの問題と指摘。今後のKO勝利を期待して厳しい言葉で激励しています。

竹原テレビ「天心選手のボクシング2戦目の振り返り」動画はこちら

畑山隆則「天心のボクシングスタイルは世界戦まで通用する」

畑山隆則さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元WBA世界スーパーフェザー級王者&元WBA世界ライト級王者、畑山隆則さんの天心ボクシング2戦目の評価。

  • 「天心のあのボクシングスタイルは文句ないよ、あれ世界戦まで通用するよ。」
  • 「天心が倒せないって言われてるけど、連打で倒すやり方っていうかKOのやり方を知ってるかどうかの問題天心は1発で倒す能力(ダウンを取る)はその辺のボクサーよりすごくある、倒せるのよ。ただ、ダウンを取って効かせてからKOするまでのやり方がまだ出来てないだけ。」
  • 「天心はヘタに格闘技慣れしちゃってるのがボクシングではマイナスに出ちゃってるのかな~って感じ。"打たせずに打つ"っていうのは理想だけど、そこにファンは付いてこないんだよね。多少やられるかもしれないリスクを背負って勝負を仕掛ける姿にファンは感動する。」
  • 「今回の試合はチャンスがあっても出し切らないで終わってる感じ。KOするチャンスは2~3回はあったよね。」

畑山隆則さんは天心選手の"打たせずに打つ"ボクシングスタイルは世界タイトル戦でも通用すると絶賛。しかし「コアなボクシングファンではなく、一般の視聴者を感動させるにはリスクを負ってでも倒しに行く姿を見せることが必要」としています。

亀田史郎「KO出来ないというのは素人の考え、天心は世界を見てる」

亀田史郎さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

亀田3兄弟の父、亀田史郎さんも那須川天心選手のボクシング2戦目に言及。ボクシングファンや他のボクシング関係者とは異なる視点での評価が面白いです。

  • 「デビュー戦はあれはあれでいいと思う。今回の2戦目は期待度も高いなかで、デビュー戦から5カ月か…俺はビビった。天心の成長度はハンパない。」
  • 「凄い練習量をこなしたんだなというのが分かった、完璧。天心は世界チャンピオンは狙えると思う。昨日の試合で確信したわ。昨日の試合は85点。」
  • 「スピードは一級品やな、感覚、タイミングもピカイチ、カウンターの合わせ方も素晴らしい。」
  • 1Rダウン取ってなんでKOできんねん…って言うのは素人!倒しに行ってもいいけど別に無理せんでもええやん、この子は世界を見てるから。周りはKOが見たいだけであって、井上尚弥と比べたいだけであって。KOしたから強いんじゃないんよ、負けへんことが強いボクサーなわけ。」
  • 「天心はあの試合で8Rフルマークで勝って、メキシコチャンピオンから1発も貰ってない。それは普通出来ひんで?すごいと思うよ。」
  • 「天心は3戦目でも倒しに行かんでええと思う。今の天心のボクシングを磨き上げた方がいい。」

亀田史郎さんは「天心はKOできない」といった世間の声に対し「それは素人の考え」と一蹴。天心選手のボクサーとしての成長スピードを絶賛しています。「KOしたから強いんじゃない、負けへんことが強いわけよ」との言葉の説得力が深すぎます。

亀田史郎さんの天心ボクシング2戦目感想動画はこちら

魔裟斗「天心はとにかく速い、完全にボクサーの動きになってた」

魔裟斗さんの「那須川天心ボクシング2戦目」の評価

元K-1 MAX世界王者 魔裟斗

  • 「天心の試合前の公開スパー観たけど完全にボクサーの動きになってた。ほとんど相手のパンチ当たってなかったよ。」
  • 「ルイス・グスマン戦は天心の圧勝だね、1R~8Rまで全部のラウンド天心が撮ったんじゃない?とにかく速かった、天心めちゃくちゃ速い。」
  • 「1Rでダウン取ってパワーも付いたなと。1R観た感じではパンチの感じが井上尚弥ばりと思ったけどね。」
  • 「早いラウンドでKOするかと思ったけど、4Rくらいでグスマンが天心の攻撃に慣れた感じしたんだよね。スピードに慣れた。あれを見ると天心スピードはあるけど一発のパワーはどうなのかな?って思ったけどね。」
  • 圧勝は圧勝だったけど倒すとこ観たかった、課題が残ったよね。スーパーバンタムは強い日本人ボクサーが多くて群雄割拠。天心も凄いけど武居由樹もいるし井上尚弥がチャンピオンだし、どうなっていくのか楽しみだね。」

魔裟斗さんは天心選手のスピードを絶賛するも倒し切れない1発のパワーを指摘。ルイス・グスマン戦は全ラウンド通して圧倒したものの、今後KO勝利するという課題が残ったとしています。

魔裟斗さんの天心2戦目振り返り動画はこちら

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