【RIZIN】木村フィリップミノルのドーピング検査陽性│ステロイド薬の名前&使用時期はいつから?格闘家の反応まとめ

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2023年9月2日RIZINが記者会見を開き、木村フィリップミノル選手のドーピング検査で陽性反応が出たと発表しています。

RIZIN.43で行われた「木村フィリップミノル vs ロクク・ダリ」は無効試合となり、木村フィリップミノル選手には罰金とRIZINへの半年間の出場停止処分が下されています。

記者会見での木村フィリップミノル選手とRIZIN榊原信行CEOのコメントなどをまとめて紹介します。

木村フィリップミノルの現在は?K-1離脱後ボクシング転向せずにRIZIN参戦へ

目次

木村フィリップミノルにドーピング検査陽性反応│筋肉増強剤使用を認める

2023年9月2日にRIZINが記者会見が開き、木村フィリップミノル選手のドーピング検査結果を発表。陽性反応が出たことが判明しています。木村ミノル選手のドーピング検査では筋肉増強剤に該当する成分が複数確認されているとのこと。

ドーピング検査結果が陽性だったことを受け、木村フィリップミノル選手には

  • RIZIN.43で行われた「木村フィリップミノル vs ロクク・ダリ」は無効試合に変更
  • 罰金処分
  • RIZINへの半年間の出場停止処分

といったペナルティが下されています。

「木村ミノル vs 矢地祐介」もノーコンテストに│巌流島プロデューサー谷川貞治さんがドーピング検査に言及

また、2022年12月28日に両国国技館で開催された「INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国」での「木村フィリップミノル vs 矢地祐介」(木村ミノルが1RKO勝利)についても、木村フィリップミノル選手のRIZINドーピング検査陽性を受け無効試合に変更

巌流島プロデューサーの谷川貞治さんは

  • 木村ミノルの矢地祐介戦はノーコンテストにする方向です」
  • 「巌流島では旧K-1と同じドーピング検査を実施しており、選手全員が尿検査をやってます。(木村ミノルはRIZIN記者会見で無いと発言していたが)巌流島の契約書にはドーピングに関してのペナルティが記載されています」
  • 「(巌流島のドーピング検査で木村ミノルに陽性反応が出なかった理由は?)巌流島のドーピング検査では筋肉増強剤よりも興奮剤の方が結果に出ます。筋肉増強剤は難しい。昔と同じドーピング検査では陽性反応が出てこない場合があります
  • 「なのでドーピング検査方法をRIZINに揃えて統一しないと。でも1人10万円かかるドーピング検査の費用を払える格闘技団体は日本ではRIZINくらいじゃないですか?」

と言及しています。

木村フィリップミノル選手は「またRIZINに戻ってきて試合したい、安保ルキヤ選手との試合も意識している」とのこと。
RIZINへは半年間の出場停止処分となっており、最短で大晦日に木村フィリップミノル選手がRIZIN再登場する可能性もあるかも?

また、超RIZIN.2でタイトルマッチに出場したヴガール・ケラモフ/朝倉未来/フアン・アーチュレッタ/扇久保博正/伊澤星花/クレア・ロペス選手の6選手もドーピング検査を行っており、全員検査結果は陰性だったことも併せて発表されています。

ケラモフがドーピング検査陰性で朝倉未来がショック⁉

余談ですが超RIZIN.2でヴガール・ケラモフ選手に1本負けを喫した朝倉未来選手について、RIZIN榊原信行CEOが囲み取材にて言及。「ケラモフがドーピング検査陰性だったことを受け、朝倉未来はショックを受けてたと聞いてます。」と語っています。

ドーピングを疑いたくなるほどの圧倒的フィジカル&パワーを誇るRIZINフェザー級新王者、ヴガール・ケラモフ選手の強さが改めて浮き彫りになっています。

RIZINフェザー級ランキング│ケラモフが圧倒的強さで新王者に

KNOCK OUT「クンタップ・チャロンチャイ vs 木村“フィリップ”ミノル」もノーコンテストに変更

2023年3月5日開催のKNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”にて行われた「クンタップ・チャロンチャイ vs 木村“フィリップ”ミノル」がノーコンテスト(無効試合)に変更されています。

「INOKI BOM-BA-YE × 巌流島」の矢地祐介戦に続き、KNOCK OUTのクンタップ戦もノーコンテストへ変更。木村ミノル選手のドーピング使用の代償は拡大し、団体としても今後の起用は難しいかも?
クンタップ戦に関しては体重超過&ドーピングのコンボで、クンタップ選手はキャッチウェイトとはいえ現役王者なのに1R32秒でKO負けを期してるから一番かわいそうなんよな。

「クンタップ・チャロンチャイ vs 木村“フィリップ”ミノル」はドーピング使用以外にも、72.0㎏契約にもかかわらず前日計量にて木村フィリップミノル選手が体重超過もしていたためペナルティが課せられて試合が行われています。

  1. 木村ミノル選手は減点2から試合開始(1R)
  2. クンタップ選手は8オンスグローブ、木村ミノル選手は10オンス使用のグローブハンデ(本来は両者8オンス使用)。
  3. 木村ミノル選手はファイトマネー20%減額

といったペナルティが課せられての試合に。しかし試合は木村ミノル選手の圧倒的なプレッシャーに下がらされたクンタップ選手が1R32秒左フックでKO負けを喫しています。

木村フィリップミノルの使用していた禁止薬物(筋肉増強剤)は何?【薬の名称】

木村フィリップミノルが使用していたステロイド(筋肉増強剤)は?

木村フィリップミノル選手は「クレンブテロール」という筋肉増強作用・脂肪を落としやすくする効果のある禁止薬物の使用を認めています。木村ミノル選手はクレンブテロールを使用した理由として

K-1離脱後から格闘技に対するモチベーションが上がらず、減量期間に代謝を上げるためにに使用していた

と説明しています。クレンブテロールの入手経路については自分でネット購入したとのこと。

クレンブテロールは気管支拡張作用があり、一般的には喘息のような呼吸障害を緩和する目的で処方されることが多い。しかしクレンブテロールには筋肉増強効果もあるため、アスリートがドーピング目的で使用しないようにドーピング検査対象薬物に指定されている

また、クレンブテロールは短期間で劇的な筋肉増強ができるアナボリックステロイドではないものの、木村フィリップミノル選手はK-1時代 階級アップと同時に爆発的なパワーアップを遂げ10連続KO勝利を挙げています。

このことからRIZINのドーピング検査記者会見で使用を認めたクレンブテロール以外にも、木村ミノル選手が今回認めてないだけで、アナボリックステロイドも使用しているのでは?という声も多く上がっています。

木村ミノル選手はRIZINへの半年間の出場停止処分を受けていますが、ボディビルダー兼体育学者のバズーカ岡田(岡田隆)さんに曰く、「ドーピング(禁止薬物)使用を止めても10年間は筋肥大しやすい傾向にある」とその危険性について自身のYouTube動画にて言及しています。

これを受けSNSでは半年間のペナルティ期間後=フェアな条件での試合出場ということになるのか?と疑問の声も多く上がっています。

木村フィリップミノルがステロイドを使用していた期間と理由は?

木村フィリップミノル選手はドーピング検査陽性を受け、記者会見にてステロイドを使用していた時期と理由について次のように説明しています。

  • 木村フィリップミノル選手、ドーピング使用していた時期・期間について「ここで明言したいのはK-1離脱後に初めてクレンブテロールを摂取していて、それまではK-1も含めて禁止薬物は摂取していないそれまでは何も摂取していないです。K-1の時はドーピングチェックはなくて知識もなかったので使用してないです。12月巌流島の矢地戦、3月KNOCK OUTのクンタップ戦は使用していた」
  • ドーピング使用していた理由について「正直に話すとK-1を離脱してからずっと試合できなくてモチベーションが保てない時期があり、僕が使用したのはクレンブテロールって成分で試合がない期間それでモチベーションを上げたり自分の気持ちをいい状態で保つために摂取していました」
  • 「減量期間に代謝を上げるためでもあった」
木村ミノル選手はドーピング使用を始めた時期はK-1を辞めた翌月からで、K-1時代には一切禁止薬物を使用はしていなかったと説明。
ドーピング使用した理由について木村ミノル選手は「K-1を辞めて次いつ試合できるかわからないなかトレーニングだけ続けている状態で、モチベーション維持とカラダをベストな状態に保つため」減量期間中に代謝を上げる目的で使用していたとのこと。
木村ミノル「ドーピング検査陽性」記者会見でのコメント

木村フィリップミノル選手の「ドーピング検査陽性」記者会見でのRIZIN榊原信行CEOと木村ミノル選手のコメントは以下の通り。

RIZIN榊原信行CEO

  • 「木村ミノル選手はRIZINに出場してもらう前からドーピングの疑いが噂されていて、RIZINではしっかりドーピング検査をして「陽性であれば受け入れられないよ」という姿勢で本人とマネジメントサイドと話をしていました」
  • 「ようやく検査結果が出ました、ドーピング検査結果"陽性"でした。ドーピングをしていたということになります。RIZINからすると「(ドーピングは)やらないし、やってない」と嘘つかれた形で話にならないなと」
  • 「木村ミノル選手の検体からは筋肉増強剤に該当する成分が複数確認されています」
  • 「これまで公表はしてこなかったんですがRIZINでは2015年の旗揚げ以来、タイトルマッチとGPに出場する選手全員のドーピング検査(尿検査)を実施しています。選手の検体は日本国内で検査をする機関がないのでアメリカの検査機関に送って検査しています」
  • 「さらにタイトルマッチとGPのドーピング検査だけだとドーピング抑止力にならないので、大会毎に抜き打ちでのドーピング検査もしてます。対象者はアットランダムで選んで尿検査で実施してきました」
  • 「これまでドーピング検査結果の公表はしてこなかった、これは例えばUFCのように本格的にドーピング検査をやるってなると年間数億円規模の予算をかけることになる。また、RIZINはフェデレーションなので出場する選手たちはそれぞれ他に契約している団体やチームがある。その中でどこまで公表するかも難しいものがある」
  • 「なので当面はこれまでの検査方法を取る形になるとおもいますが、今回の木村ミノル選手の陽性を受けてドーピング検査の取り組み方も進化していかなければならない。今後タイトルマッチとGPに出場する選手のドーピング検査結果に関しては公表していこうと思っています。」
  • 「仮にチャンピオンがドーピング陽性になれば罰金と無効試合の処分を取ります。試合に関して公平であるべきだと思いますし、ドーピング薬に頼って試合をすることが無いようさらに厳格に対応していきたいと思います」
  • 「木村ミノル選手は半年間の出場停止処分になるが、もしRIZINに復帰するなら試合前に陰性を証明してもらってクリーンというのを証明しなければRIZINに上がることはないです」
  • 「(他団体への出場の可能性はあるのか?)海外の団体はステロイド検査に甘いところもある。そういう意味ではRIZINは半年間出場停止処分でも他団体に出場する可能性はあると思います」
  • 「木村ミノル選手は安保選手との試合とか先の話しをしてるけど、そんな甘えた話してるんじゃなくてまずクリーンな身体を証明して他の選手と同じスタートラインに立ってからじゃないと話にならない。プロモーター的には今の時点で先の試合の話しはあり得ない、まず(禁止薬物を)抜けって
  • 「(永久追放にしないのは?)僕らは選手と独占契約じゃなくてフェデレーションだから、選手の自由を奪う立場にないので。」

木村フィリップミノル

  • 「今回ドーピング使用した状態で試合してしまい、ロククダリさん、RIZIN関係者の皆さん、応援してくださってる皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」
  • 「正直に話すとK-1を離脱してからずっと試合できなくてモチベーションが保てない時期があり、僕が使用したのはクレンブテロールって成分で試合がない期間それでモチベーションを上げたり自分の気持ちをいい状態で保つために摂取していました」
  • 「RIZIN出ることになりRIZINはドーピング検査があることは知っていたので摂取してなかったんですけど、当日尿検査した時にはまだ体内に成分が残ってて検出された形。凄く反省しています」
  • 「いつになるか分からないんですけど、またRIZINに出る機会があればその日までにクリーンな身体を作って正々堂々格闘技と向き合ってファンの皆さんの前で闘いたいと思います」
  • 「(復帰戦はRIZINで考えてるのか?)他団体からオファーがあれば考えますけど、僕としてはRIZINに出場できるなら選手として嬉しいです」
  • 「(今回の試合以外ではステロイド使用は無かったのか?)ここで明言しておきたいのはK-1離脱後に初めてクレンブテロールを摂取していて、それまではK-1も含めて禁止薬物は摂取していないです」
  • 「(巌流島やKNOCK OUTでの試合はドーピングしていた?)その2試合に関しては減量の時期にドーピング使用していました。体重が落ち辛くなってた時期だったので代謝を上げるために使用してました」
  • 「(矢地祐介選手に対してどう思っている?)矢地祐介選手とは試合で男として正々堂々向き合えなかったので恥ずかしいことですし、矢地祐介選手に申し訳なく思います」
  • 「(いつからいつまでドーピング使用してたのか?)K-1を辞めた後からなんで。ずっと身体作りだけをしている時期があって、2,3年試合できないかもしれない中でモチベ―ションを上げるために使用していた。K-1辞めた次の月から使用してました」
  • 「(使用頻度は?)矢地祐介選手との試合に向けて減量中に3回、クンタップ戦の前にも3回ほど摂取してました」
  • 「(ドーピング使用への抵抗はなかったのか?)アスリートとしても勝負するファイターとしてもズルい選択だとは思うんですけど、身体のパフォーマンスが上がるものやトレーニングの質が上がるものがあれば第一に優先するって考えがあって。もちろん違法なものなのでダメなんですが、いつ試合できるかわからない中で身体はベストな状態を保ちたいという自分の気持ちとの葛藤はありました」
  • 「(RIZINのドーピング検査がなかったら今後も使用していた?)自分もドーピング使用して試合してみて、RIZINのケラモフ選手や堀口恭司選手がナチュラルでトップで闘ってる姿を見る中で自分の気持ちの弱さを感じたので、RIZINの検査がなかったとしてもドーピングは辞めてたと思います」
  • 「(ファンに対しては?)応援してくれてたファンの方々にはズルをした状態で試合したことは申し訳ないです。ただ、それも僕が強さを追求する中でのことですし、これからもそれは変わらないので。これまで以上に強くなって皆を驚かせたいので、その姿を見て応援してくれたらと思います」
  • 「(所属ジムの方の反応は?)検査結果が出てから報告しました。(BATTLE BOX)渡渡邉一久会長からも怒られましたし話し合いをしました。それで自分の意識も変わって。最終的にはみんなサポートしてくれるって形になりました」
  • 「(安保ルキヤ選手とのDMの件は?)ステロイドを抜いた期間を考えると陰性だろうなって思っていたので安保ルキヤ選手とは試合するつもりでいました。出場停止期間が終わってクリーンな身体が証明できたときにはRIZINで安保ルキヤ選手と対戦したいと思います。自分自身がモチベーションが上がる相手は安保ルキヤ選手だし、今一番やりたい相手なんで。」
  • 「(ドーピング使用してどういう効果があった?)代謝を上げたり運動量を上げるためで、使用することで沢山トレーニングできる状態になります。クンタップ戦ではパワー勝負する戦略だったので筋量を増やした結果、減量が間に合わなかった状態です」
  • 「K-1の時はドーピング検査がなかったですし、使用もしてなかったです。K-1の最後の頃からドーピング疑惑を持たれてたんですが、どう答えていいのか分からなかったんで黙っていました」

木村フィリップミノル選手の所属ジム「Battle Box」渡辺一久会長が謝罪

2023年9月8日、木村フィリップミノル選手の所属ジム「Battle Box(バトルボックス)」会長、渡辺一久さんが木村ミノル選手のドーピング使用について謝罪文をアップしています。

Battle Box会長の渡辺一久さん曰く、

  • 木村ミノル選手のドーピング使用に対するジムの対応が遅れた理由は「RIZINのドーピング会見から1週間、関係各所へ直接の謝罪を行い、ジムの今後の方針や改善について検討を重ねていたため」とのこと
  • 「所属ジムとして今後の対応は、本人(木村ミノル選手)へのペナルティも含め早急に報告いたします」
  • ジムのサポートメンバーは木村ミノル選手のドーピング使用に気付いていたのでは?といったSNSのコメントに「一切そういった事実はございません。ただ、ジム側の管理不足が招いたことには変わりありません」とし、木村ミノル選手のドーピング使用についてはRIZINの検査結果が出るまではジムメンバーも知らなかったと説明しています。

木村ミノルへのBattle Boxからの処分(ペナルティ)は「無期限の試合出場」と発表、炎上する事態に

また、Battle Box(バトルボックス)渡辺一久会長は9月22日に「木村ミノルへのBattle Boxからの処分(ペナルティ)について」X(旧Twitter)で告知。

木村フィリップミノル選手へのBattle Box(バトルボックス)からの処分(ペナルティ)は「木村ミノル選手の無期限の試合出場」に決定。各格闘技団体からの試合出場オファーを断ることなく出場し続けるといった内容。

このペナルティと呼べるのか疑問の残るバトルボックスからのペナルティ内容に対しX(旧Twitter)で批判コメントが多数寄せられ炎上する事態に。

Battle Box(バトルボックス)渡辺一久会長は木村フィリップミノル選手へのペナルティを「無期限の試合出場」にしたことの理由を以下のように説明しています(内容を分かり易く要約)。

  • 「(木村フィリップミノル選手への処分は)解雇や試合出場停止なども検討しましたが、賛否両論あることは承知の上で「無期限の試合出場」に決定しました。」
  • 「理由は"戦い続けることが皆様への償い"と考えているため。出場停止や引退をペナルティとした場合、この事実のみが残りファンの皆様を裏切ったままになってしまう。」
  • 「1試合でも多く出場し、木村ミノルが全力で闘う姿をファンに見て頂くことで少しでも償いができればと思っての事です。」

Battle Box渡辺一久会長は失敗や過ちを犯した人間を見捨てることが会長として正しい決断とは思えないとし、「木村フィリップミノルを指導し支え続け、選手として人として成長させる」と決意表明しています。

木村フィリップミノル「ドーピングの知識を得ることも技術のひとつと勘違いしてしまった」

また、9月14日に「Battle Box(バトルボックス)」のYouTubeチャンネルにて木村フィリップミノル選手がRIZINドーピング検査陽性について改めて謝罪動画をアップ。

Battle Box(バトルボックス)YouTubeチャンネルにて木村ミノルが謝罪動画を投稿

木村フィリップミノル選手、ドーピング謝罪動画でのコメント。

  • 「先日記者会見を観てもらった通りRIZINのドーピング検査陽性になってしまい、ファンの方、直近で闘った3選手(矢地祐介選手、クンタップ選手、ロクク・ダリ選手)にお詫びを申し上げたいのとファンの皆さんを裏切った形になり心から反省しています。」
  • 「(いつからドーピングしていた?)K-1の最後の試合の前から沖縄の平仲ボクシングジムで練習してたんですよ、ボクシング用の身体を作るために。その期間に体調とモチベーションのつり合いが上手くいかなくて、自分の弱さに出会ってしまった。」
  • 「K-1の最後の試合が終わってから平仲ジムでやり込んでる時期にクレンブテロールを使用し始めて。平仲ジムには3年は居たんでその期間使用してました。」
  • 「試合組まれてからも使ってたんですけど(巌流島の矢地祐介戦)、そこはダメですよねやっぱり勝負師として。正々堂々とした勝負じゃないですよねそこは。今思えば自分の弱い部分に支配されてたのかなって思うんですけど。」
  • 「(ドーピング使用してしまった理由は)”勝ちたい一心"ですね、強さへの憧れっていうか。僕の階級は世界と闘うにはちゃんと強い階級で、海外選手と対戦して僕こそ相手に異変を感じた試合も沢山ありますし。」
  • 「そういった選手に正々堂々と挑んで負けて終わるのは嫌なんで、悔しさからその知識を得るのも(=ドーピングについての知識)技術のひとつって勘違いしてましたね、その当時。今思えばダメな発想なんですけど。」
  • 「間違った方向ではあったけど自分の身体と向き合った期間ではあったので。それを次はクリーンな身体を作って、かつ変わらない強さを追求していきたいですね。」 
  • 「ファンの皆さんとは意見が食い違うとは思いますけど、今回の件を反省して強くなって試合をどんどんこなして勝ちまくって世界に木村ミノルの強さを知らしめる。申し訳ないけど僕は今そのモチベーションしかないです。」
木村ミノル選手は「海外選手との対戦で相手がドーピング使用していると感じた試合があった」とし、そこで負けた悔しさからドーピングの知識を得ることも技術のうちと勘違いしてしまったと説明。
今後はその考え方を改め、「クリーンな身体で連勝し木村ミノルの強さを世界に知らしめる」と今後の展望を語っています。

木村フィリップミノルと対戦を希望していた安保瑠輝也がドーピングについて言及

この日のRIZIN記者会見は2部制で行われ、記者会見後半に安保瑠輝也(あんぽるきや)選手が登場。安保瑠輝也選手と木村フィリップミノル選手はK-1時代からの因縁があり、K-1離脱後も

RIZINで木村ミノルと対戦したい

とRIZINで木村フィリップミノル選手との対戦を熱望。木村フィリップミノル選手も安保ルキヤ選手との対戦に乗り気で対戦の機運は高まっていた経緯があります。

安保瑠輝也選手はドーピング陽性が発覚した木村フィリップミノル選手について、

  • 安保瑠輝也「さっき木村ミノルの会見の時に乱入してやろうかと思いましたけど、カメラマンに止められました。エール送ったろかなと思って。薬抜いて心も体も綺麗になって帰って来いよって思ってます」
  • 木村ミノルがドーピング検査で陽性になることは知っていました。その上で9月にやってやろうと思っていましたし、対戦することは俺の中で決まってるんすよ」
  • 「俺と木村ミノルはK-1時代から因縁がある。俺らが試合すれば絶対どっちかが倒れるし面白い。K-1が今勢い無くなってきてるんで、K-1のケンカをRIZINで見せたい
  • 「木村ミノルは実力はあるかもしれないけど、心の弱さがある

とバッサリ斬るようなコメントをしています。

木村フィリップミノルの現在は?ボクシング転向はせずにRIZIN参戦

また、RIZIN.44で対戦決定した宇佐美正パトリック選手については

  • 「宇佐美選手ともストーリー性が良くて、宇佐美選手は木村ミノルと同じチームの先輩後輩で。宇佐美選手自体もボクシングスキルがあって空手経験があって立ち技のスキルが高い」
  • 「俺と宇佐美選手はSNSでも煽り合いがあったんでRIZINファンとしても面白いと思いますね。試合に関しては俺の圧勝ですね、圧倒できると思います。宇佐美選手はボクシングスキル高いですけどボクシングでも負けないんで。どんな展開でも倒せるけど床でゴロゴロするのだけはやめてくれって思います」
  • 弟分の宇佐美ボコっとくから頭冷やして帰って来いよ

2023年12月31日開催のRIZIN.45にて「安保瑠輝也 vs 木村フィリップミノル」が決定。

「安保瑠輝也 vs 木村フィリップミノル」まとめ

木村フィリップミノルのドーピング検査陽性│格闘家の反応まとめ

RIZINドーピング検査結果で陽性反応が出てステロイド使用が発覚した木村フィリップミノル選手への格闘家の反応を見ていきましょう。

城戸康裕(きどやすひろ)

元K-1ファイターで木村フィリップミノル選手とも対戦経験がある城戸康裕(きどやすひろ)選手。城戸康裕選手はK-1時代に木村フィリップミノル選手のドーピング疑惑に

身体が小さくなってるって事はやめたってこと そうなると絶対勝てない 正義は必ず勝つ これが真実

とツイートし警鐘を鳴らしていたことで当時話題になっていました。

城戸康裕選手は自身のYouTube動画で、木村フィリップミノル選手のドーピング陽性が発覚した件について次のように語っています。

  • 城戸康裕「俺が初めて疑問を抱いたのが2017年の俺が対戦した日。(木村フィリップミノルは)それ以前はK-1で普通に負けたりする選手だったのが、急に階級上げて10連続KOとかバンバンやってたからおかしいなと思った」
  • 「俺が木村ミノル選手のドーピング疑惑に警鐘を鳴らして(RIZINのドーピング検査で)発覚するまで4年くらいかかったけど、(RIZINが会見で木村ミノル選手のドーピング使用を公に発表してくれて)俺にとってはすげぇデカい1日だったなと」
  • 「だけど会見観てて一番引っかかった点は、木村ミノルから対戦相手に対しての謝罪が少なかったこともっと謝らないと。ドーピング(ステロイド使用)するとパンチ力が2倍3倍になるから、顔にパンチが触れさえすれば相手を吹っ飛ばせるくらいのパンチ力になる。コンタクトスポーツ(打撃系格闘技)でドーピングするのは凶器で相手をぶん殴ってるようなもので傷害事件と言ってもおかしくない訳よ。相手に後遺症残ったらどう責任とんのって話じゃん」
  • 「だからRIZINの会見での木村ミノルの謝り方は本来ならあんなもんじゃ済まされないでしょ」
  • 「(ドーピング使用期間に関しては)過去の試合でもドーピングがあったか認めるかは彼次第、言うか言わないかは。でも矢地祐介戦とクンタップ戦より前からドーピング使用の疑いは掛けられてる訳だから」
  • 「俺は会見観て(木村ミノルのドーピング使用を公表した)RIZINスゲーなと思った。今回のRIZINの対応は格闘技界においてもの凄くデカい進歩。俺や木村ミノル選手が現役の内には彼のドーピング使用の謝罪会見が行われるとは思わなかった」

城戸康裕選手のYouTube動画はこちら

城戸康裕選手はドーピング使用してコンタクトスポーツに出場することの危険性について力説、格闘技がメジャースポーツと肩を並べるにはこの問題をクリアにしていかないといけないと語っています。

アビラル・ヒマラヤン・チーター

2020年12月に当時K-1スーパーウェルター級王者だった木村フィリップミノル選手と対戦し、1Rダウンを奪うもTKO負けを喫しているアビラル・ヒマラヤン・チーター選手。

おっまえよー、いい加減にしろまじで 10連勝した時点でやってるに決まってるやろ こんな雑魚がナチュラルで10連勝する訳がない

X(旧Twitter)

アビラル・ヒマラヤン・チーター選手は木村フィリップミノル選手がRIZINのドーピング謝罪会見で、「ドーピング使用した期間はK-1を辞めた後の試合から。K-1時代を含めそれ以前は一切ドーピング使用していません」と説明したことに対し怒りのツイート。

さらに「ささっと引退しろ」と苦言を呈し、木村フィリップミノル選手がナチュラルの身体を作れたら「俺はいつでもやってやるよー」としています。

魔裟斗(まさと)

K-1MAXレジェンド魔裟斗さんも自身のYouTubeチャンネルで木村フィリップミノル選手のドーピング陽性に言及。

  • 魔裟斗「俺はずっとK-1で木村ミノルの試合を観てきたじゃない。K-1で勝ったり負けたりの選手だったけど、それがある時から10連続KOとかするようになって急激に強くなったから。それを俺は練習環境とかプライベートが充実してしっかり格闘技に向き合えてると思ってたから。K-1時代はやってないっていうけど、ドーピング使用で強くなってたなら非常に残念だね。」
  • 「俺は現役時代(ドーピング使用を「魔裟斗だから」と)疑われやすかったから、具合悪くても風邪薬すら飲まなかったのよ。冬とか薬飲めないから毎日鼻うがいして。俺の公開練習では記者全員にマスク配って気を配ってた」
  • 「聞いた話だとステロイドとかのパワーってベンチプレス最高100㎏上がるとしたら、ステロイド使用した瞬間に120㎏上がるようになるらしいよ。100㎏からプラス20㎏ってハンパじゃないからね。それは卑怯だよね」
  • 「ドーピング検査は抜き打ちで実施していけばできなくなるんじゃない?ドーピング使用の噂のある選手は必ずやるとかね」

久保優太&久保賢司

木村フィリップミノル選手とかつて同門だった久保優太&久保賢司兄弟もドーピング問題についてツイートしています。久保賢司さんは

木村ミノルドーピング陽性か。 効果がよくわからないんだけど、ドーピングって使ったら誰でも最強になれるの? 彼が量産したアーティスティックなKOの数々が薬によって全否定されてしまうのはちと疑問ではあるな。 もちろんルール違反だけどね。

X(旧Twitter)

とツイート、久保賢司さんは

「(木村ミノルのドーピング被害に遭った)対戦相手にというより、「なんだよアレ反則技だったのかよ」とエンタメぶち壊した罪が重い

との意見を持っている模様。この久保賢司さんの意見に対し格闘技ファンから

  • 「身内に甘いっすねー」
  • 「全否定されるから普通はやらない 否定されたくなきゃルールを守ればいいだけ」
  • 「プロスポーツやオリンピックとかで厳格に禁止されてるのみたらわかるでしょう。どう思うかは別として結果として木村ミノルは嘘ついてた訳だしK1時代はやってないって言っても信用されない」
  • 「ドーピングの効果がどうというより、それをしようと思いついて行動に移した性根が卑怯じゃない?」

などのコメントが殺到し炎上。

これらのリプに対し久保賢司さんは

「トップファイターはほぼ全員"KOされる覚悟"を持ってリングに上がってると思うよ。 多分そこにドーピングは関係ない

と持論を展開し追加で炎上しています。

また、兄の久保優太選手も

ドーピングして簡単に強くなれるのなら喧嘩自慢の人たち、全員RIZINファイターになれちゃう

ドーピングして血の滲むトレーニングするから強くなれるんでしょ。 ペナルティ食らってもなおもまだみんな目くじら立てて何で怒ってるんだろう?冷静になろう!

X(旧Twitter)

木村フィリップミノル選手を擁護するツイートで大炎上。久保優太選手曰く、「以前のYouTubeコラボやRIZINの会見で会った際に本人からドーピングしてないって聞いてたから」とのこと。

さらに久保優太さんは

「木村ミノル選手を擁護したらボロクソ叩かれる悲しい世の中、ペナルティ受けてクリーンな身体になって行う次戦を応援してやろうぜ」

とツイートしこちらも追加で炎上しています。

細川バレンタイン

元ボクシングスーパーライト級日本王者の細川バレンタインさんは久保優太選手のツイートを受け、「久保の考え方だから別にイイとは思うが、この考え方は絶対に違うと思う」と前置きし長文ツイートで持論を展開。

細川バレンタインさんの木村ミノル選手のドーピング問題についての意見を要約すると、

  • 「たしかにドーピングしただけでは強くはなれない。その効果を引き出すために血のにじむような努力が必要。だけど努力がなぜ難しいか?」
  • 「努力が難しいのは身体的・精神的にきついからじゃない。努力した結果の報酬が確約されていない時にみんな努力しなくなる。"努力したことに対する見返り"が確約されてない時に一気に努力のハードルが上がる
  • 「世の中で脚光を浴びている人間はみなこの努力の結果の報酬が確約されていない時でも、努力をしてきた人達なんよね」
  • 「血の滲むような努力はなかなかできない。でも、ドーピングありで結果にブーストがかかっている状態だとその努力はさほど難しくないんだよ。これだからドーピングは超卑怯なんよ。努力すらし易くなるから」

とのこと。

細川バレンタインさんの持論に対し、久保優太選手のパートナーのサラさんは

「このバレンタインって人のTwitter見たら考え方わかりみがすごいドーピングの事はよく分からないけどこの人深いー!」

とツイートし細川バレンタインの意見に理解を示しています。

ジョビン&ロクク・ダリ

第4代DEEPフェザー級王者で現在はプロゲーマー兼YouTuberのジョビンさんの「ジョビンチャンネル」にロクク・ダリ選手が登場。ロクク・ダリ選手はRIZIN.43 で木村フィリップミノル選手と対戦し、立ったまま失神KOされた当事者。

「木村フィリップミノル vs ロクク・ダリ」戦でのドーピング検査で木村ミノル選手に陽性反応が出ており、矢地祐介選手、クンタップ選手に続きロククダリ選手は直近での"ドーピング被害者"ということになります。

YouTube動画での対談でロククダリ選手は「木村ミノル選手のRIZINドーピング記者会見」について以下のようにコメントしています。

ロクク・ダリ、木村ミノルのドーピング陽性についてコメント

ロクク・ダリ選手が木村フィリップミノル選手のドーピング問題について言及。

  • 「やばいよアイツ、ムカつく笑。(試合前にアンチドーピングのTシャツを着てたのは?)RIZINから木村ミノルがドーピングやってないよって言うから試合やりましょうってなって。ドーピング陽性は(RIZINから連絡を受けて知ったのではなく)会見を観て知った。木村ミノルから直接謝罪は無かった。」
  • KOされた試合後は母国からパパとかママから心配の電話がめっちゃ来て。(ドーピング陽性が分かった後も)それで負けたとは家族に言ってない、負けは負けだから。」
  • (木村ミノルと再戦したいか?)すぐにでもやりたい。負けた後すぐにジムに話してもう一回木村ミノルと対戦したいと言った。キックでもMMAでもいい。怖くない、とりあえずもう一回やりたい。」
  • 「木村ミノルはプレッシャーが凄かった、自分から前に行けなかったのはビビってたところもある。再戦するなら下がらずにプレッシャーをかけていく。」
  • 「(K-1時代はドーピング使ってないと言ってるが?)使ってると思う。(今後もドーピングを)辞めれないんじゃない?発覚してるだけでも3回ドーピングして試合したのはファイターとしてヤバいよ」

ロクク・ダリ選手が出演したジョビンチャンネルのYouTube動画はこちら

ロクク・ダリ選手は木村フィリップミノル選手へのリベンジマッチを熱望、木村フィリップミノル選手の半年間の出場停止処分が明けた後に「ロククダリ vs 木村フィリップミノル2」が実現するのか?注目です。

竹原慎二

木村フィリップミノル選手がK-1離脱後、ボクシング転向を宣言してから期間は短かったものの師弟関係を築いていた"ボクシング元世界ミドル級王者"竹原慎二さん。竹原慎二さんは木村フィリップミノル選手のドーピング検査陽性を受けて、

RIZINの木村ミノルに対する半年間出場停止処分は甘い。永久追放でもいいくらい

と厳しい言葉でバッサリ斬っています。

竹原慎二さんの木村フィリップミノル選手への苦言まとめ

ほっそん(細川貴之)

BreakingDown常連選手で元ボクシングスーパーウェルター級王者(日本&東洋)のほっそん(細川貴之)さんも木村フィリップミノル選手のドーピング使用についてコメントしています。

ほっそんさんは2022年10月に木村フィリップミノル選手とYouTube動画でスパーリング対決(ガチ)、当然ボクシングルールでのスパーと思いきや、まさかのMMAルールを適用され高速ローからのギロチンチョークで1本負けを喫するといった超ド級の因縁が。
この炎上スパー以降ほっそんさんはBreakingDownに継続参戦しつつも"木村フィリップミノルへのリベンジ"をたびたびアピールしてきてるよ。

ほっそんさんはRIZINが開いた木村フィリップミノル選手の陽性記者会見を視聴後、

木村ミノル選手残念。 アスリートって1%でも試合に勝てる用意をしときたい。気持ちはわかる。。でも身体に負担してなるしルール状絶対やめといた方がいい。

X(旧Twitter)

とツイート。

ほっそんさんは「木村ミノル選手がドーピング使用してでも勝ちたいと思う気持ちはわかる」としつつも、アスリート(格闘家)ならルールを守るべきとのメッセージを木村ミノル選手へ送っています。

また、ほっそんさんは

「何も思ってないし、普通にリベンジしたいだけ。色んな選手がいる中のただ1人」

ともツイートし、改めて木村フィリップミノル選手とのリベンジマッチをアピールしています。BreakingDownで「ほっそん vs 木村フィリップミノル」のリベンジマッチが実現なるか?注目です。

「木村フィリップミノル vs ほっそん」炎上スパーリングまとめ

朝倉海

朝倉海選手はノッコン寺田さんとのYouTubeコラボにて"ステロイド使用する格闘家"についてコメントしています。

  • 朝倉海「ステロイド打ったら明らかに強くなりますからね。あれはもう反則ですよ。僕はそういうズルい行為は絶対にしたくないですね。」
  • ステロイドとか使っちゃう人はメンタルが弱いと思うんですよ。ステロイドがないと試合で勝てなくて不安になっちゃう、そういう風にはなりたくないですよね。」
  • 「僕は反則してまで勝ちたいと思わないですね。正々堂々と戦わないといけない。」
  • 「筋肉って一度大きくなるとマッスルメモリーが付いて、その後も筋肉が大きくなりやすい体質になるんですよ。だからステロイドを抜いた後でもまた筋肉が付きやすくなるみたいなんですよ。」
  • 「だから仮にステロイドを抜いてクリーンな身体になったと言っても、それでフェアな条件かといったら疑問が残るんですよね。」
  • UFCでは抜き打ちドーピング検査を回避するために"引退詐欺"する選手が結構いるんですよ。引退宣言すれば抜き打ちドーピング検査が来ないから。その間にステロイド打って筋肉つけて復帰するみたいな。噂ですけど。」

朝倉海選手は直接木村ミノル選手の名前は出さなかったもののステロイドを"ホットな話題"とし、ステロイドに頼ってしまう格闘家の精神的な弱さを指摘。また、「ステロイドを抜ても筋肉が付きやすくなる」としてクリーンな身体にして復帰というのはフェアな条件での試合といえるのか?と疑問を呈しています。

太田忍

レスリング(グレコローマンスタイル)オリンピック銀メダリストでRIZINバンタム級ファイター太田忍選手も木村フィリップミノル選手のドーイング使用問題についてツイート。

太田忍選手はオリンピックに出場するアスリートがドーピング使用が発覚した際のペナルティの重さについて言及し、今回RIZINが木村フィリップミノル選手に下した「罰金&半年間出場停止処分」といったペナルティの軽さ問題に一石を投じています。

石渡伸太郎

元RIZINバンタム級ファイター石渡伸太郎さんは

ドーピングして試合するのはグローブの下に何か武器でも仕込んでるのと同じ事。 対戦相手に与えたダメージは一生物。 卑劣極まりない

X(旧Twitter)

と木村フィリップミノル選手のドーピング使用の危険性を指摘し厳しく非難。

中村寛(なかむらかん)

RISEの"人獣"中村寛(なかむらかん)選手は以前にも木村フィリップミノル選手のドーピング疑惑について自身の意見をツイートされていました。

そして今回RIZINのドーピング検査で木村フィリップミノル選手が陽性反応だったことについて、

えーマジかぁ… 食事や身体作りを徹底してたらあそこまで絞れるし、ステロイド打ってなくても70kgやったらナチュラルであのぐらいの大きさにはなれる。 周りがあれはユーザーって言っても、ストイックで研ぎ澄まさしてるからこその強さと身体やと思うって言ってた。

X(旧Twitter)

とツイート。

中村寛選手の知人の意見では「木村フィリップミノル選手の筋骨隆々のボディはステロイド使用してなくてもあれ位の身体なら作れる」との見立てだったようで、その読みが外れていたことに驚いていた模様。

堀口恭司

初代・第4代RIZINバンタム級王者でフライ級へ転向した堀口恭司選手は

なんか、悪いことをした人を 皆んなで叩くのあまり好きじゃないな、、、、

X(旧Twitter)

とツイート。選手名など明言してはいないもののRIZINのドーピング謝罪会見があったタイミングでのツイートなので、木村フィリップミノル選手のドーピング使用をバッシングする格闘技ファンへの意見と思われます。

堀口恭司選手は木村フィリップミノル選手のドーピング使用については触れず、そのことを"みんなでバッシングする"ということに対し苦言を呈しています。

木村ミノルが2度目のドーピング検査も陽性に…RIZIN.45安保瑠輝也との試合が中止となる

2023年大晦日開催のRIZIN.45にて「木村フィリップミノル vs 安保瑠輝也」が決定していたが、木村フィリップミノル選手が2度目のドーピング検査でも禁止薬物の陽性反応が出たため試合中止が発表されている。

木村フィリップミノル選手はRIZIN.43で行われたロクク・ダリ戦でのドーピング検査結果で陽性反応が出たため、

  • 木村ミノルがKO勝ちするも「木村フィリップミノル vs ロクク・ダリ」は無効試合に変更
  • 木村フィリップミノルはRIZINから半年間の出場停止処分が下される
  • RIZIN.45「木村フィリップミノル vs 安保瑠輝也」が決定するも、対戦カード発表後に木村ミノル選手のドーピング検査陽性となり試合中止になる
2度目のドーピング検査も陽性で木村ミノル選手が再び叩かれまくる事態に。しかし半年間という短期間の出場停止処分で試合に出そうとしたことや、ドーピング検査結果が出る前に対戦カード発表してしまったことなどRIZIN側に苦言を呈する声も上がってるよ。
半年間じゃなくて初めから1年間出場停止とかにした方がまだ丸く収まってたかもしれんね。さすがに1年間あれば「体内にまだ禁止薬物が残存してました」とは言えんだろうし。
木村フィリップミノル2度目のドーピング検査も陽性に

2023年11月24日に行われたRIZIN.45追加対戦カード発表記者会見での木村ミノル選手の試合中止についてのアナウンス内容は以下の通り。

RIZIN榊原CEO

  • 「木村ミノル選手のドーピング検査結果が出ました。検査結果はなんと陽性。カード発表しといてまた陽性かよっていうお粗末な結果になりまして。「木村フィリップミノル vs 安保瑠輝也」の試合は大みそかには実現しませんので」
  • 「本人サイドは今回絶対大丈夫だと思っていましたと。またドーピング検査に通る身体を作って来年やらせてほしいと言っていて、安保選手が受けるかどうかも含めて持ち越しという形になりました」
  • 「前回6月試合前のドーピング検査結果よりも明らかにドーピング検査に引っかかる項目が減ってる事は事実。まだ完全な状態ではないという事で」
  • 「(日本の格闘技イベントで)どこよりもストイックにドーピング検査をやっている自負のなかで、木村ミノル選手が2024年RIZINの舞台に戻ってこれるといいなと個人的には思っております」

木村フィリップミノル(コメント代読)

  • 「検査結果は厳粛に受け止めます。まだ体内に(禁止薬物が)残存されていたと思いますので、引き続き完全にクリーンになるまで治療・練習に励みます」
  • 「安保選手にはご迷惑をおかけしてしまったこと、RIZINやファンの皆さまにも深くお詫び申し上げます。必ずRIZINに戻ってくるので来年このカードが実現できるように頑張ります」

木村フィリップミノル選手のアンチも多数のなか、2024年にRIZINで「木村フィリップミノル vs 安保瑠輝也」が実現できるのか注目です。

RIZIN.45「木村フィリップミノル vs 安保瑠輝也」両者のK-1時代からの因縁まとめ

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