2023年7月18日に「K-1からの重大なお知らせ 発表特別番組」として、K-1とQUINTETの合同イベント「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」発表番組が配信されています。
この特別番組では多くの重大発表がされており、
- 中村P退任→K-1新プロデューサーにカルロス菊田氏が就任
- K-1とQUINTETが提携、9月10日に横浜アリーナにて「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」開催
- 「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」と「K-1 WORLD MAX」が復活
- 「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」にマハムード・サッタリが出場決定
- 「K-1 ReBIRTH」で2024年にK-1世界予選を計画中
- K-1と極真会館が提携
と盛り沢山の内容が発表されています。本記事では情報量が多すぎる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」発表番組の内容を分かりやすく紹介していきます。
K-1中村Pが退任&K-1新プロデューサーにカルロス菊田が就任
これまで新生K-1を熱烈にサポートしてきた中村Pが退任し、K-1新プロデューサーにカルロス菊田氏が就任しています。
カルロス菊田氏はヨーロッパのキックボクシング団体でキック団体世界最大手の「GLORY」日本支部代表(元GLORY JAPAN GM)を務めていた経歴の持ち主。
本日『K-1&QUINTET共同イベント-ReBOOT-発表特別番組』を配信いたしました。
— カルロス菊田K-1プロデューサー_NEW@k1Carlos (@k1CarlosKikuta) July 18, 2023
新生K-1第2章として世界へ出ていきます!
ぜひご覧ください!https://t.co/R6VMMbPADv pic.twitter.com/0sN0Tq00Cg
「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」発表番組でカルロス菊田K-1プロデューサーは
- 「今回K-1プロデューサーとしてお声掛け頂いたのは(これまで)新生K-1が国内での活動にフォーカスしてきたなかで、今後はK-1の活動の幅を海外に展開しようという背景があってのことです」
- 「私はビジネス系の分野で仕事をしてきたのでビジネスマインドが強い。海外の放送局やスポンサーのディールを決めてきたりといったところで力が発揮できるかなと。(これまでのK-1プロデューサーのように格闘技の専門家という立場とは異なり)エグゼクティブプロデューサーに近い立場になります」
- 「(K-1を海外に展開していくと言っても)海外選手の出場だけでなく、今いる国内の軽量級を盛り上げてきた素晴らしい選手たちの存在を海外に広めていきたい」
他団体と契約しているMMAファイターがK-1にも参戦できる契約体勢ができれば、K-1ファイター対MMAファイターのビッグマッチにも期待できそうで楽しみな展開です。
K-1と極真会館が提携
今回K-1のプロデューサーが入れ替わり新K-1が始動。それに伴い「K-1」と「極真」が業務提携を結んでいます。
旧K-1では正道会館創始者で旧K-1の立役者石井和義館長をはじめ、アンディ・フグ選手や武蔵選手など正道会館との関係性が強いイメージでしたが、今回K-1の新たな節目で極真会館とタッグを組む形に。
今回の「K-1」と「極真」業務提携により、極真空手をバックボーンに持つ新たな猛者が続々参戦してきてK-1を席捲するかも?
極真世界王者・上田幹雄がK-1に電撃参戦!「MMAとの二刀流」を宣言
RIZINに参戦中の極真世界王者、上田幹雄選手がK-1に電撃参戦することが決定。上田幹雄選手は2019年開催の「第12回全世界空手道選手権大会」で優勝、2003年の第8回大会以来16年振りに日本に極真世界王座を奪還している猛者中の猛者。
上田幹雄選手はMMAファイターとして現在RIZINに参戦中で、2023年6月のRIZIN.43にて関根シュレック秀樹選手と対戦。極真仕込みの芸術的な蹴りのコンビネーションで関根シュレック秀樹選手を圧倒、1R22秒で衝撃TKO勝利を魅せています。
この度K-1に参戦させて頂くことになりました。
— 上田幹雄 MIKIO UEDA (@mikiomma) August 8, 2023
色々な意見あると思いますが自分の道はそれていません。
最強を証明します。
応援宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/Pc7pTdjSWP
K-1初参戦が決定した"極真世界王者"上田幹雄選手のコメント
- 「ご縁があり参戦となりました。K-1ルールは初めてですが、尊敬する大山倍達総裁が「極真は背中を見せない」と仰ってるのでK-1でも極真最強を証明するつもりです」
- 「K-1ヘビー級は海外選手が中心ですが、自分が参戦することで(日本人として)リーダーシップを取って必ずトップに立ちます」
K-1とQUINTETが提携、合同イベント開催へ
K-1とQUINTETが提携し合同イベントの開催が発表されています。立ち技格闘技の代名詞「K-1」と、グラップリングルールのチーム戦格闘技「QUINTET(クインテッド)」の異色のタッグが実現。
これまでとは全く異なる新たなK-1に期待しましょう。
今回K-1が提携を結んだ「QUINTET(クインテッド)」は、かつてPRIDEで日本を熱狂させた桜庭和志さんが代表を務め2018年に立ち上げた格闘技イベント。
「QUINTET(クインテッド)」のルールは
- 打撃での攻撃は禁止
- 投げ・関節技・絞め技など組み技のみ認められる、グラップリングルールの格闘技イベント
- 5人1チームで出場し、勝ち抜き戦形式で行われる団体戦
- 1DAYトーナメントにて行われる
- リングやケージではなく、12m四方のレスリングマットを使用
立ち技の打撃系格闘技の代名詞ともいえるK-1とは真逆の特色を持つ、QUINTET。K-1ファン層とグラップリングルールのQUINTETファン層が全く異なり、異色の組み合わせがいい方向に噛み合うのか?にも注目です。
K-1とQUINTETの合同イベント「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」開催
K-1とQUINTETが提携し第一弾イベントとして、2023年9月10日(日)横浜アリーナにてK-1×QUINTET共同イベント「ReBoot~K-1 ReBIRTH~」の開催が発表されています。
新たなK-1「ReBOOT」のコンセプトは
- 日本で生まれ世界の舞台で進化を続け、格闘技ファンを熱狂させてきた「日本の格闘技」をもう一度世界の中心に戻す
- MMAばかりの見飽きた格闘技界を新たなK-1が「再起動=ReBOOT」させる
- K-1のコンセプトは「ReBIRTH」、QUINETのコンセプトは「ReSTART」。K-1とQUINETは提携といっても基本的にはそれぞれ別の大会として運営・開催されていく
2023年9月10日に開催されるK-1とQUINTETの合同イベント「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」では、日本の格闘技を世界の中心に戻すための闘いをお披露目するといった感じで紹介されています。
その第一弾イベントのメインとなるのが1DAYトーナメントで行われる「WORLD GP 無差別級トーナメント」。これはかつて日本を熱狂させた旧K-1のヘビー級選手が魅せた興奮を再現する意味が込められていると思われます。
K-1の階級が「K-1 WORLD GP」&「K-1 WORLD MAX」の2つのカテゴリーに名称変更
これまでK-1は軽量級からヘビー級まで全階級まとめて「K-1 WORLD GP」という名称で一括りにされていましたが、今後は階級ごとに名称が変更されます。
今後K-1の階級は
- 「K-1 WORLD GP」…ヘビー級
- 「K-1 WORLD MAX」…軽量級~中量級(ミドル級・女子の階級も含める)
の2つのカテゴリーに名称が変更されます。
また、2023年9月10日(日)に横浜アリーナで開催される「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」にて、「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」が行われることが決定。
「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」では「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」以外にも、「K-1 WORLD MAX」の試合が予定されています。
ワンマッチはもちろん「K-1 WORLD MAX」のタイトルマッチも行う予定とのことで、「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」は第一弾イベントだけあり力の入ったビッグイベントになりそうですね。
「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」にマハムード・サッタリが出場決定
K-1の新たなヘビー級カテゴリー「K-1 WORLD GP」。その第一弾イベントとして「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」の開催が決定。「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」はK-1でお馴染み、1日3試合行う1DAYトーナメントとして行われます。
K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」にはマハムード・サッタリ選手をはじめ、リトアニアの「KOK」などK-1と提携を結んだ世界各国のキックボクシングイベント団体から"最強ファイター"が参戦。
このところ朝倉未来選手所属のトライフォース赤坂にてMMAの練習を積み、「MMA転向」が噂されていたサッタリ選手。ここにきてK-1新プロデューサーが就任し、「新たなK-1の主役」としてマハムード・サッタリ選手が改めて強さを見せるのか注目です。
「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」出場予定選手と、「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」に選手を派遣する協力キックボクシング団体は以下の通りです。
「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」出場予定選手
- マハムード・サッタリ
- シナ・カリミアン
- ミハエル・トゥリンスキー
- アリエル・マチャド
- リュウ・ツァー
- ヴァレンティン・ボルディアヌ
「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」K-1との協力キックボクシング団体
- 極真会館
- DFS
- KOK
- WGP武林風
「K-1 ReBIRTH」で2024年にK-1世界予選を計画中
当面は2023年9月10日に行われるサッタリ選手出場「WORLD GP 無差別級トーナメント」が話題の中心ですが、2024年以降には「WORLD GP」&「WORLD MAX」でそれぞれトーナメントが開催される予定です。
また、トーナメント開催に向け「K-1 ReBIRTH」で2024年にK-1世界予選を計画中とのこと。
K-1ヘビー級全盛期の旧K-1時代には世界各地でトーナメント予選大会が開催されており、今回新たなK-1の"全盛期を塗り替えようとしている意気込みが伝わりますね。
K-1 ReBIRTH、2024年に世界予選を計画中 #k1isback #K-1世界再進出 @ABEMA で視聴中 https://t.co/V7CkfaCsMp #k1wgp pic.twitter.com/lc3vWgbIar
— K-1【公式アカウント】 (@k1wgp_pr) July 18, 2023
K-1とQUINTET合同イベント「ReBOOT」開催&サッタリ出場「WORLD GP 無差別級トーナメント」まとめ
「K-1からの重大なお知らせ 発表特別番組」として、K-1とQUINTETの合同イベント「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」発表番組が配信。その盛り沢山な内容をかいつまんで紹介しました。
- 中村P退任→K-1新プロデューサーにカルロス菊田氏が就任
- K-1とQUINTETが提携、9月10日に横浜アリーナにて「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」開催
- 「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」と「K-1 WORLD MAX」が復活
- 「K-1 WORLD GP 無差別級トーナメント」にマハムード・サッタリが出場決定
- 「K-1 ReBIRTH」で2024年にK-1世界予選を計画中
- K-1と極真会館が提携
これまで"新生K-1"として国内のキックボクシングを盛り上げてきたK-1が、新体制になり国内から海外へ活動の幅を展開していくとのこと。
新生K-1は軽量級の選手が主役でしたがその魅力を継承しつつ、旧K-1のようなヘビー級黄金時代を再びK-1が魅せてくれることに期待しましょう。