フロイド・メイウェザーと「大物ギャングの孫」ジョン・ゴッティ3世の乱闘まとめ

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2023年6月11日アメリカ合衆国フロリダ州で行われたボクシングエキシビション「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」にて、ジョン・ゴッティ3世がレフェリーの制止を振り切りメイウェザーに殴りかかる暴挙に。両陣営入り乱れての大乱闘に発展して話題になっています。

ジョン・ゴッティ3世は元MMAファイターのボクサーで「大物ギャングの孫」として有名。メイウェザーとゴッティ3世は実力差が明白で、エキシビションにてメイウェザーの余裕からくる「やりすぎ挑発行為」にゴッティ3世がブチギレた模様。

本記事では「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」の乱闘ボクシングエキシビション事件についてまとめていきます。

「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」がボクシングエキシビションとして組まれる

2023年6月11日アメリカフロリダ州にてボクシングのエキシビション「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」が行われた。

この対戦は両者にかなりの実力差がありメイウェザーは試合中、終始ジョンゴッティ3世を挑発。これにブチギレたジョンゴッティ3世がレフェリーの制止を振り切りメイウェザーに殴り掛かり両陣営入り乱れる大乱闘へ発展…!

これを受け両陣営入り乱れる大乱闘に発展、8Rのエキシビションだったものの6Rで試合中止になっている。

フロイド・メイウェザーJr.は元ボクシング世界5階級制覇王者で無敗のまま現役を引退している「ボクシング界のレジェンド」。RIZINで那須川天心選手や朝倉未来選手とのエキシビションマッチを行っており、日本でもボクシングファン以外からも広く知られる有名人。

対するジョン・ゴッティ3世は元MMAファイターでボクサー、プロではあるものの「格闘家としての実績・知名度」はメイウェザーとは比べ物になりません。しかしジョン・ゴッティ3世はニューヨークのマフィア組織「大物ギャングの孫」としては有名人

フロイド・メイウェザーJr.はボクサーを引退後、ボクサー以外の格闘家や有名YouTuberなど「話題性のある対戦相手とのエキシビション」ビジネスで荒稼ぎ。
ジョン・ゴッティ3世も実力的にはメイウェザーとは釣り合っていないものの、「大物ギャングの孫」として注目度が高いためメイウェザーの相手に抜擢された模様。

ジョン・ゴッティ3世とは?「伝説のマフィアの孫」で元MMAファイターのボクサー

ジョン・ゴッティ3世は「大物ギャング」ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニアを祖父に持つ元MMAファイターのボクサー。

アマチュアで数戦経験を積んだ後、ゴッティ3世は2017年にプロMMA(総合格闘技)ファイターとしてデビュー。MMA戦績は5勝1敗。

その後ジョン・ゴッティ3世は2022年10月にボクシング転向、ボクシング戦績は2戦2勝1KO。ボクシングデビュー戦はアルバート・タリーに判定勝利、2戦目のアレックス・シトロウスクには1R TKO勝利を収めている。

ゴッティ3世はボクシング転向後2戦2勝してるとはいえ、プロ戦績50戦50勝無敗の「ボクシングレジェンド」メイウェザーとは比較にならない戦績。

ジョン・ゴッティ3世の祖父、ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニア(2002年没)はニューヨークのマフィア「5大ファミリー」のひとつである「ガンビーノ一家」のボス

ちなみにジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニアの生涯を描いた映画ギャング・イン・ニューヨーク」では名優ジョン・トラボルタがゴッティ役を演じてるよ。トラボルタがさすがの迫力でギャングになり切っており"いぶし銀"の渋い演技が堪能できるので興味のある方はぜひ映画をチェック。
大物ギャング、ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニア

ジョン・ゴッティ3世の祖父で「ニューヨークの大物ギャング」ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニアのヤバすぎるエピソードをかいつまんで紹介します。

ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニアはイタリア系アメリカ人で、貧しい家庭の13人兄弟の5人目の息子として1940年に生まれた。13人兄弟のうち4人が男で、男兄弟は全員マフィア構成員になっている。

ゴッティは少年時代から大物マフィアのボスに憧れており、憧れ通り26歳でニューヨークのマフィア「5大ファミリー」のひとつである「ガンビーノ一家」の構成員となった。

ちなみにゴッティは「ガンビーノ一家」に入る前から多くの重大な犯罪行為に手を染めていた。

「ガンビーノ一家」加入後のゴッティは武闘派としての役割をはじめ、ギャンブルや麻薬ビジネスなどを取り仕切り組織に貢献。徐々にマフィア内での評価・地位を上げていく。

「ガンビーノ一家」の当時のボス、ポール・カステラ―ノは組織として麻薬ビジネスを禁止しており、それを守らなかったゴッティと対立。組織の収入源を守るためにゴッティはカステラ―ノを追放、ゴッティが「ガンビーノ一家」の新たなボスとして君臨している。

「ガンビーノ一家」の新たなボスとなったゴッティは巨大マフィアのボスという「裏社会の住人」でありながらテレビ出演や雑誌のインタビューなどメディア露出が多く、私生活でも派手な身なりや豪遊を続け必要以上に目立っていた。

そんなゴッティの派手な振る舞いやファッション・生き様は多くの有名人や大物ギャングスタ―ラッパーなどに影響を与えたことでも知られ、その影響力の大きさがうかがえる。

タレントのような知名度&人気を博していたためゴッティが逮捕された際はファンによる暴動が起こっているほど。

1991年、組織の幹部グラヴァーノがFBIに寝返りゴッティのこれまでの悪事を法廷で証言、これを受けゴッティは終身刑を言い渡され2002年に獄中で死去している。

「伝説の大物ギャング」ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニアの孫であるジョン・ゴッティ3世は一般人でプロ格闘家ではあるものの、家系的にはいまだにマフィアの系譜なので厳密に言えば「一般人」とは言えないかもしれませんね。

メイウェザーの挑発にゴッティがブチギレ、殴りかかる乱闘が勃発

そんな「大物ギャングの孫」ジョン・ゴッティ3世とメイウェザーのエキシビション「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」は試合内容よりも乱闘騒ぎで大注目されている。

試合でフロイド・メイウェザーは実力差を感じ全く手が出せないゴッティ3世の動きを見切ると、ニヤニヤしながら挑発行為を繰り返していく。

メイウェザーはノーガードはもちろん、試合中観客席の方を向きよそ見したりゴッティ3世の前に無防備に顔面を差し出しおちょくるメイウェザー。さらにラウンドごとのインターバルでは試合中にもかかわらずトラッシュトークを交わす両者。

6R、度重なるメイウェザーの挑発行為と「後頭部へパンチがヒット」したことにブチギレたゴッティ3世とメイウェザーが言い争いに。レフェリーの制止を振り切りゴッティ3世がメイウェザーに殴りかかる暴挙に…!

これを受け両陣営がリング上で大人数バトルを繰り広げる大乱闘へと発展、8Rの予定でしたが6Rで試合中止になっている。

ゴッティ3世の乱闘パンチにガードを固め冷静に見切って左フック右ストレートのカウンター合わせるメイウェザーも話題に。
メイウェザーの挑発は戦術のうちだから。試合中なんもできないゴッティ3世みてると、メイウェザーをちょっと本気モードにさせた天心と朝倉未来はやっぱすごかったと再確認できるよね。

ゴッティ3世がレフェリーの制止を振り切りメイウェザーに殴り掛かった後、メイウェザー陣営(ボディガードやセコンド)20人ほどが激高しリングに上がりジョン・ゴッティ3世に詰め寄った。ゴッティ3世陣営もリングインし「両陣営入り乱れる大人数バトル」に発展。

ちなみに両陣営入り乱れての乱闘中、当事者であるメイウェザーは他人事のようにリング上のロープに座りニタニタしながら眺めていました。

試合後ゴッティ3世は「メイウェザーは俺にとって生涯の敵だ」と怒りを露わにしてツイート。

また、ゴッティ3世はこのツイートを元UFCライト級王者でかつて自身もメイウェザーとボクシングマッチをしたコナー・マクレガーにメンションし「@THENOTORIOUSMMA WE NEED BACKUP」と応援を求めています。

ゴッティ3世の「メイウェザーは俺の生涯の敵だ」ツイートに反応したコナー・マクレガーが「俺はゴッティを応援するよ、戦いは始まっている」と賛同のツイートをしたことでも話題に。しかしマクレガーはこのツイートをすぐに削除。

フロリダ州アスリートコミッションは一連の騒動を受けジョンゴッティ3世へ6か月間の出場停止処分を下している。

ジョンゴッティ3世の姉ニコレットが試合後メイウェザーを脅迫する内容のインスタストーリーを投稿

また、ジョンゴッティ3世の姉ニコレットが試合後メイウェザーを脅迫する内容のインスタグラムのストーリーを投稿。ジョンゴッティ3世の姉ニコレットはメイウェザーの家族に対し、「私はあんたの娘を迎えに行く。何年後になるかわからないが迎えに行くからな」と不穏な警告。

しかしメイウェザーのファンや関係者から批判が殺到したためか、このストーリーを投稿後ニコレットは自身のインスタグラムを非公開にしている。

リングの大乱闘中、舞台裏でも女性ラッパー同士の乱闘が勃発

一方、「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」の大乱闘の最中、舞台裏でも「女性ラッパー同士のガチバトル」が勃発。

バックステージにて場外乱闘を繰り広げていたのは、アメリカのリアリティ番組のパーソナリティとして有名な黒人女性ラッパーのホセリン・フェルナンデス(33)。インスタフォロワー数450万人以上のインフルエンサー。

ホセリン・フェルナンデスは女性ラッパーのビッグ・レックスと何らかのトラブルになり乱闘に発展。女同士の単なる小競り合いに留まらずギロチンチョークまで繰り出しアグレッシブすぎるフィニッシャーぶりを発揮しているよ。
フェルナンデスさんはビッグレックスをシバいた後、乱闘を止めに入った屈強な警備員にも殴り掛かる暴挙に。動画見たけど獰猛な肉食獣みたいな形相しててマジ怖かった。

「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」リマッチへ│再戦決定

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乱闘騒ぎで注目された「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」のリマッチ(再戦)が決定。2024年8月24日(日本時間25日)にメキシコ・メキシコシティにて開催予定。

「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」乱闘まとめ

2023年6月11日に行われたボクシングエキシビション「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」で起こった乱闘事件についてまとめました。

  • 「フロイド・メイウェザー vs ジョン・ゴッティ3世」では、ゴッティ3世がまったく手が出せず一方的な展開&メイウェザーの度重なる挑発行為があった
  • 6Rにゴッティ3世がメイウェザーの挑発行為と「後頭部への打撃があった」として、メイウェザーに一触即発に
  • これを受け両陣営がリングイン、大乱闘へ発展。ジョン・ゴッティ3世は6か月の出場停止処分になった
  • その頃 舞台裏でも女性ラッパー同士のガチバトルも勃発していた

メイウェザーのエキシビションビジネスは世界各地で行われていますが、今回のエキシが過去最高にひどかったと話題に。しかしこの乱闘騒ぎで世界的に注目されているのもまた事実で、メイウェザー的には大成功なのかもしれませんね。

メイウェザーは那須川天心・朝倉未来選手に続き、日本でも3度目のエキシビションを行う噂もあります。誰がメイウェザーと対戦するのかも含め注目です。

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