【Knockout chaos】「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」ボクシング王者vsUFC王者再び

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2024年3月8日(日本時間3月9日)にサウジアラビア・リアドにて開催されるボクシングイベント"Knockout chaos"にて「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」が決定。

この試合はガヌーのボクシングデビュー戦と同じく「ボクシング元ヘビー級3団体統一王者 vs. 元UFCヘビー級王者」といった"元ボクシング王者と元MMA王者のビッグマッチ"として大きな注目を集めています。

しかしガヌーはデビュー戦でタイソン・フューリーに善戦(スプリットデシジョンの判定負け)したとはいえ、戦績だけ見ればボクシング1戦1敗のルーキー。

「ジョシュア vs. ガヌー」は「ボクサーとしてのフランシス・ガヌーは本物なのか?」ガヌーのボクサーとしての真価が問われる一戦といった見方も大きな見どころ。

  • タイソン・フューリー戦で見せたガヌーのパフォーマンスはジョシュアにも通じる?
  • ジョシュアとガヌーの相性&試合展開の予想

など気になる「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」の見どころをチェックしていきましょう。

ガヌーのデビュー戦「タイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌー」詳細はこちら

「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」の試合はいつ?【Knockout chaos】開催日時&配信サービスをチェック

「元ヘビー級3団体統一王者 vs. 元UFCヘビー級王者」として注目される「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」2024年3月8日(日本時間3月9日)、サウジアラビア・リアドのキングダム・アリーナにて開催されるボクシングイベントKnockout chaos(ノックアウトカオス)のメインカードとして行われる。

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【元ヘビー級3団体統一王者】アンソニー・ジョシュアについて

「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」、この試合は普段海外ボクシングをあまり観ないUFCファンや日本のMMAファンも「ボクシング界のスーパースター・AJにガヌーが勝てるのか」興味津々かと思います。対戦前の事前知識として"AJ"ことアンソニー・ジョシュアがどれだけヤバイボクサーなのかをチェックしておきましょう。

アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)

生年月日(年齢)1989年10月15日(34歳)
出身地イングランド・ワトフォード
身長/リーチ198cm/208cm
戦績プロボクシング30戦27勝(24(T)KO)3敗/アマチュアボクシング43戦40勝3敗
獲得タイトルなど元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者/2012年ロンドンオリンピックボクシングスーパーヘビー級金メダリスト(91㎏超)
その他オーソドックス/ファイター

アンソニー・ジョシュアはイギリス出身のヘビー級ボクサーで元ヘビー級3団体統一王者。出身はイギリスだがアイルランド系ナイジェリア人の父とナイジェリア人の母の元に生まれ、身長198㎝の恵まれた体格と長いリーチ&アフリカ系特有の身体能力を併せ持っている。

アンソニー・ジョシュアは端正なマスクと長身を活かし有名ファッション雑誌のモデルにも抜擢され、インスタフォロワーは驚異の1600万人超。さらに2022年時点での純資産は約8000万ドル=約6580万ポンド(日本円にして約129億4500万円)の億万長者。天から二物どころかルックスも富も名声もすべてを与えられしセレブボクサーだよ。
ジョシュアは単なるエリートボクサーじゃなくアマチュア時代はボクサーでありながら喧嘩に明け暮れ違法薬物所持で逮捕されるなどの過去を経験、底辺から這い上がってすべてを手に入れた叩き上げ。
さらに近年ではコロナで閉鎖危機に追い込まれた母国イギリスのボクシングジムに多額の寄付をしたり、様々な慈善活動に参加するなど内面的にも尊敬できる正真正銘のスーパースターなんよな。

アンソニー・ジョシュア│ロンドン五輪金メダリストのアマエリートからプロ転向→20連続KOを築きボクシングヘビー級3団体統一王者に

アンソニージョシュアはアマチュアボクシングで43戦40勝の戦績を誇り、2011年9月RIZINファンにもお馴染みのアゼルバイジャン・バクーで開催の2011年世界ボクシング選手権大会にスーパーヘビー級(91kg超)で出場し銀メダルを獲得。

さらに2012年8月にはロンドンオリンピックに出場、前回大会の金銀メダリストを下してボクシング・スーパーヘビー級(91kg超)で金メダルを獲得

翌年アンソニー・ジョシュアはロンドン五輪金メダリストというアマエリートの看板を引っさげプロ転向。プロデビューから20連続KOという破竹の勢いを見せ、ヘビー級ボクサー新世代エースとして確固たる地位を築いている。

ジョシュアの20連続KOには当時ボクシングヘビー級で長期政権を築いていたウラジミール・クリチコ(ジョシュアとの対戦当時41歳、前戦でタイソンフューリーに敗れてたけど)とのタイトルマッチも含まれてるよ。
ウラジミール・クリチコはジョシュア戦の後しばらくして現役引退を表明。ヘビー級選手の大型化に比例して豪快な倒し合いが少なくなったとされていた当時のヘビー級ボクシングの歴史において、フューリーやジョシュアの台頭は世代交代を感じさせた一つの節目。

【2024年最新】ボクシングヘビー級世界ランキングをチェック

アンソニー・ジョシュアは現在WBCヘビー級ランキング1位│ガヌーが勝利すればデビューから2戦でトップランカーに

アンソニー・ジョシュアは現在WBCヘビー級ランキング1位

ちなみにボクシング主要4団体のひとつWBCのヘビー級ランキングでは現在

  • WBC現ヘビー級王者:タイソン・フューリー
  • WBCヘビー級ランキング1位:アンソニー・ジョシュア
  • WBCヘビー級ランキング10位:フランシス・ガヌー

といった序列になっており、フランシス・ガヌーはボクシングデビュー戦にしてWBC現役王者を試合内容で圧倒(しかし判定負け)しWBCヘビー級10位にランクイン。

さらに続く二戦目で元ヘビー級3団体統一王者にして現在WBC1位ランカーのアンソニー・ジョシュアと対戦、しかもボクシングファンや関係者から「ガヌーがジョシュアに勝つ可能性もあり得る」といった声も上がっている。

ガヌーはデビュー戦のフューリーに続き次戦でもヘビー級ランキング1位の人気者・ジョシュアの対戦相手に抜擢。このマッチメイクだけ見てもガヌーがMMA界のみならずボクシング界でもすでにスペシャルな存在として扱われてることを物語ってるよね。
デビュー戦で難攻不落のフューリー当ててきたのと不可解なジャッジは「MMAからの外敵潰したろ」的な感じあったけど、今回のジョシュアはディフェンス面で脆さもあり後半スタミナ切れするしでプレスの強いガヌーにとって相性いいともいえる。
このガヌーにとって美味しいマッチメイクから察するに今回は「ジョシュアが勝ったら勝ったでボクシング界の威信保てるし、ガヌー勝ってもヘビー級ボクサーのニュースターとして受け入れビッグマネーを生み出していく」ってプロモーターの魂胆がうっすら透けて見えてる感ある。

フランシス・ガヌーは2023年10月28日に行われたタイソン・フューリー戦の後、審議によりWBCヘビー級世界10位にランクインしている。

対戦相手のフューリーが現WBC世界ヘビー級王者でスプリットデシジョン(僅差の判定負け)だったとはいえ、ボクシング戦績1戦1敗の選手が一気に世界ランキング10位にランクされるのは異例中の異例。

(しかもこの試合の前座でサイモン・キーンにKO勝利した元WBO世界ヘビー級王者ジョセフ・パーカーはガヌーのランクインによりWBCヘビー級10位から降格されている→その後12月にデオンテイ・ワイルダーに大番狂わせで判定勝利し現在パーカーはWBC3位にランク(2024年2月時点))

ガヌーが1戦1敗の戦績ながら世界ランキング10位にランクされた理由…ボクシングの世界戦(タイトルマッチ)は世界ランキング15位以内にランクしていれば挑戦資格が得られ(指名試合は上位ランカーのみ)、さらに主要4団体の世界戦では承認料を支払う義務があることが関係していると思われる。

この世界戦で両選手に科せられる承認料は両選手のファイトマネー総額から割合で抜かれ(WBCは3%)、承認料を支払わなかった場合はタイトルマッチで勝利しても世界王者に認定されない規定が。
=ファイトマネー総額3%がWBCの懐に入るわけだから、世界戦行うのがファイトマネーが高額な人気選手であればあるほど団体としては美味しいって大人の事情があるんだよね。
認定料つって試合に命懸けてる選手のファイトマネーから中抜きすんのは汚い気もするけどボクシングの王座認定団体も結局はビジネスだからしゃーない。
つまりガヌーの戦績でいきなり世界ランク10位の裏には「MMA界の人気者ガヌーに世界戦やらせて甘い蜜吸いたい(=高い承認料徴収)」ってWBCの思惑があるわけやね。

【元UFC世界ヘビー級王者/WBC世界ヘビー級10位】フランシス・ガヌー

フランシス・ガヌー(Francis Ngannou)

生年月日(年齢)1986年9月5日(37歳)
出身地カメルーン・バティエ村
身長/リーチ193cm/211cm
戦績MMA戦績20戦17勝(12(T)KO/3SUB)3敗/ボクシング1戦1敗
獲得タイトル第22代UFC世界ヘビー級王者(防衛1)/100% Fightヘビー級王者
その他エクストリーム・クートゥア所属。本名フランシス・ザビエル・エンガヌー。

【勝敗予想】アンソニー・ジョシュアのファイトスタイル│フランシス・ガヌーとの相性は?

アンソニー・ジョシュアのファイトスタイルはプロデビュ―から20連続KO勝利の戦績が物語ってる通り、ベタ足で前進しプレスをかけジャブやボディショットで削りつつKOチャンスを狙っていくファイタータイプ。

しかしジョシュアは単に前へ出て倒しに行く剛腕ファイターではなく、長いリーチを活かし自分の距離を作り相手の出入りにはバックステップで外す&カウンター合わせるなど五輪金メダリストのアマエリートだけありテクニカルさも併せ持っている。

また、2019年12月アンディ・ルイスJr.との再戦でジョシュアは普段の"プレッシャーをかけて崩していくスタイル"ではなく、サークリングでルイスの距離を外し"当てさせずに当てポイントアウト"するといった試合運びを見せ引き出しの広さも証明
1度目の対戦でまさかのKO負けを喫してからのアンディルイスとの再戦はジョシュアのテクニック&引き出しの多さを評価する声もある一方で「ジョシュア倒しに行かずにビビりすぎやろ」といった声も多数。
自分が優勢に攻めてペースを握った時のアンソニー・ジョシュアのオフェンス面はめっぽう強いけど、体格&リーチで大きく上回り、出入りがさほど速い訳でもないルイスにKOされたことでジョシュアは脆さも露呈した形に。
【勝敗予想】アンソニー・ジョシュアとフランシス・ガヌーとの相性は?
  • フランシス・ガヌーはボクシング戦績1戦1敗のルーキーながらジョシュアをKOしたアンディ・ルイスJr.以上の体格/リーチ/圧力/KOパンチを備え持っている。
  • また、ジョシュアの勝ちパターン「体格差を活かしプレスですり潰していきKO」といった戦略は、ジョシュア以上のフィジカルモンスター・ガヌー相手には得策ではないと思われる。
  • 「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」はジョシュアがガヌーとの打ち合いに応じる展開があればガヌーがジョシュアをKOする可能性大
  • しかし「タイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌー」で3Rガヌーがフューリーからダウンを奪い、その後も劣勢になるシーンがなかったことからジョシュアがガヌーを警戒→アウトボクシングで判定勝ちを狙うといった盛り上がりに欠ける戦略を取る可能性もあり。
  • また、アンソニー・ジョシュアは早いラウンドでのKOが多く、試合が長引くとスタミナ切れを起こし失速することも多い(これは良く言えばジョシュアのボディビルダーのような筋骨隆々の肉体美、悪く言えばボクサーらしからぬデカい筋肉付きすぎてるため後半バテやすいというウィークポイント)。
  • 一方のガヌーはタイソン・フューリー戦で最終ラウンドまでパフォーマンスが落ちず、ボクシングルールでフルラウンドやり切れるスタミナ&集中力も証明している。
  • そのためジョシュアが判定狙いで手堅く勝ちを取りに行く戦略だとしても、ガヌーがプレスでゴリゴリ削り試合の主導権を握る可能性もあり得る。
「ジョシュア vs. ガヌー」はアンソニー・ジョシュアがガヌーのパワーを警戒して「ジョシュア vs. ルイス2」の時みたいに慎重なアウトボクシングでガヌーの持ち味を消し完封しに行く試合展開になる可能性、または"フィジカルモンスター"ガヌーがかつてないプレスでジョシュアの持ち味を消してしまう可能性どちらもあり得る。
けどやはり経験の差で下馬評通りジョシュア有利か。
まぁでも「フューリ― vs. ガヌー」のフューリーはいつも以上に横っ腹ダルンダルンのわがままボディで攻め方も雑だったから"ボクサーとしてのガヌー"をかなり舐めてた感は否めないよね(フューリー本人は全力尽くしたとの弁)。
だからフューリー戦だけ見てガヌーが世界レベルのボクサーだと判断するのはまだ早いかも?

フランシス・ガヌー「ワイルダーの名を自分の戦績に刻みたい」ガヌーがアンソニー・ジョシュア戦を前に早くも元WBC王者デオンテイ・ワイルダーをロックオン

2024年3月8日にアンソニー・ジョシュアとのボクシング2戦目を控えたフランシス・ガヌー。ガヌーはジョシュアとの対戦を前にして早くも元WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダーとの対戦を視野に入れている旨を明かしている。

フランシス・ガヌーはイギリスのスポーツ専門チャンネル「Sky Sport」のインタビューにて

  • 「俺は今ボクシングのキャリアを求めていて、対戦相手候補はいくらでもいる。例えばずっとヘビー級のトップ3にいるフューリー、ジョシュア、ワイルダーだ」
  • 「2か月前、俺はPFL(ガヌーが現在契約しているMMA団体)でデオンテイ・ワイルダーとの対戦について話していた。状況は一気に変わる可能性があるし、ワイルダーとの対戦だってあり得るんだ」

と語り、さらにワイルダーに対し

「ワイルダーはもっと気を引き締めた方がいい。俺のボクシングキャリアはまだ終わってない。俺はワイルダーの名前を自分の戦績に加えたいんだ」

とかねてより対戦を希望していたデオンテイ・ワイルダーに向けて対戦アピールを送っている。

ワイルダーはプロ戦績47戦43勝(42KO)3敗1分を誇るヘビー級屈指の倒し屋だけど、黒星の3敗は直近4試合で付けられてることもあり「ワイルダーの全盛期は過ぎた」との声も。
特に2023年12月に行われたジョセフ・パーカーとの対戦はワイルダー圧倒的優位と目されてただけに評価を落としてるよ。
一方のガヌーはUFC参戦前のボクシングを志してた若かりし頃から対戦したいボクサーとしてワイルダーの名を挙げてたくらいだからワイルダー戦への想いはかなり強い模様。
ワイルダーがパーカーに大番狂わせで負けて「ワイルダー vs. ジョシュア」は消滅。代替で「ジョシュア vs. ガヌー」が組まれたのも、"ガヌーがジョシュアに勝ってワイルダー戦を実現する"っていう運命だったのかもしれんね。

タイソン・フューリーとの試合後のインタビューでは「MMAもボクシングもやっていきたい」と語っていたガヌー。しかしジョシュア戦を前に受けた「Sky Sport」のインタビューでは

「今はMMAのキャリアじゃなくボクシングだ。MMAではチャンピオンになり、すでに誰もが憧れる域に到達した。MMAは素晴らしい競技だが俺にとって新たなチャレンジや興奮はもうないんだ」

と心境を語り、今後ガヌーはMMAではなくボクシングのキャリアを築いていく意向を見せている。

しかしその後ガヌーは、2024年2月24日サウジアラビア・キングダムアリーナにて開催の両団体の王者対決で注目を集めた「PFL vs. Bellator: CHAMPS」にて、Bellator世界ヘビー級王者ライアン・ベイダーを右ストレートからのパウンドで1R開始21秒TKO勝利を収めた"PFLヘビー級トーナメント2023王者"ヘナン・フェヘイラとフランシス・ガヌーのMMAマッチが発表されている。

「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」試合結果│ジョシュアがガヌーに2RKO勝利で圧倒

2024年3月8日(日本時間9日)にサウジアラビア・リアドにて開催されたボクシングイベント"Knockout chaos"のメインイベント「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」試合結果

(WIN)「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」(LOSE) アンソニー・ジョシュアが2回2分38秒KO勝利(右ストレート)

前日計量でジョシュアは114.48kg、ガヌーは123.6kgで計量パス。身長ではジョシュアが5㎝高いも体の厚みでガヌーが一回り上回っている。

計量後ジョシュアは「俺はデリバー、ポストマンだ」(=「的確にパンチをヒットさせていく」の意)と語り余裕を見せた。

「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」試合結果

1R ジョシュアがサークリングしつつ左ジャブ、ボディへのジャブを突いていく、ガヌーは左フックボディへの左ジャブを見せるもジョシュアはバックステップで外しヒットさせず。

ガヌーが左ジャブのフェイントから右オーバーハンドを強振するもジョシュアがガード。ジョシュアが右ボディストレート、続く左ジャブからの右ストレートがクリーンヒットしガヌーが後方へ吹っ飛びダウン

2R スピードで上回るジョシュアがジャブをヒットさせていく展開。ラウンド後半、ガヌーが左のダブルで飛び込んだタイミングでジョシュアが右ストレートで打ち抜きガヌーがダウン。ガヌーは何とか立ち上がるもダメージが見られる。

再開後すぐにジョシュアが右ストレートをクリーンヒットさせガヌーが後方に倒れ込むダウン。アンソニー・ジョシュアが2回2分38秒KO勝利

フランシス・ガヌーのボクシング2戦目はジョシュアがガヌーから計3度のダウンを奪い圧勝、元ヘビー級3団体統一王者が元UFC世界ヘビー級王者にボクシングの厳しさを教える形で決着している。

アンソニー・ジョシュアは勝利後マイクで

「これがボクシングだ。俺にとって今がボクサーとしてのピークかどうかは分からない。ただ毎日成長していくだけだ。5年後にはもう闘っていないと思う。だから今 最大限に努力するよ」

と語った。また、DAZNのインタビューにてアンソニー・ジョシュアは

  • ガヌーはMMAの偉大なチャンピオンで、今日の負けは彼の実力を否定するものじゃない
  • 「(ガヌーがPFLでMMA復帰を控えている件に関して)ガヌーにはボクシングを続けてほしいと伝えた。彼はボクシングで2試合したけど、2戦とも最高のボクサーが相手だったから

とフランシス・ガヌーのボクシング挑戦にリスペクトを示している。

元UFCヘビー級王者フランシス・ガヌーのボクシング2戦目は元ヘビー級3団体統一王者がアンソニー・ジョシュアが圧倒的なKO勝利でボクシングの厳しさを教える結果に。
ジョシュアは今後、2024年5月に4団体統一戦を控える現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者オレクサンドル・ウシクと現WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーの勝者との対戦が濃厚か。
ちなみに「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」ではジョシュアは500万ドル(約73億5350万円)、ガヌーは200万ドル(約29億4140万円)の莫大なファイトマネーが支払れると言われてるよ。
今回の敗戦でボクシング2戦2敗とはいえこれだけのビックマネーを生み出せるガヌーは今後もボクシング界でメガファイトの声が掛かりそうやね。ガヌーが望む「ワイルダー vs. ガヌー」は近い将来組まれそう。
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