2024年最新ボクシングヘビー級ランキングを紹介していきます(現役ヘビー級ボクサーのみ対象)。
本記事ではボクシング主要4団体に君臨するヘビー級の現役世界チャンピオンやトップランカーのランキングと共に戦績&強さを紹介。
プロボクシング17階級のうち最重量ボクサー(200ポンド超/90.72kg超)がしのぎを削る"神に選ばれし階級"ボクシングヘビー級の現役最強ボクサーは誰なのか?チェックしていきましょう。
ボクシングヘビー級│リミット体重について
プロボクシングは体重毎に階級が分けられており、全17階級の階級が存在。ヘビー級以外の階級はリミット体重が設定され〇〇ポンド以下に減量する必要がある一方、ヘビー級のみ200ポンド以上であれば何ポンドでもOKとなっている。
ボクシング17階級の中で最重量級にあたる男子ヘビー級は体重200ポンド超(90.72kg超)となっており、200ポンド以上は体重制限が無いためヘビー級ボクサーは全階級で最も体格差・体重差が生じやすい階級でもあります。
プロボクシング階級(男子) | 規定体重 |
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ヘビー級 | 200ポンド超(90.72㎏超) |
クルーザー級 | 200ポンド(90.72㎏) |
ライトヘビー級 | 175ポンド(79.38㎏) |
スーパーミドル級 | 168ポンド(76.20㎏) |
ミドル級 | 160ポンド(72.57㎏) |
スーパーウェルター級 | 154ポンド(69.85㎏) |
ウェルター級 | 147ポンド(66.68㎏) |
スーパーライト級 | 140ポンド(63.50㎏) |
ライト級 | 135ポンド(61.23㎏) |
スーパーフェザー級 | 130ポンド(58.97㎏) |
フェザー級 | 126ポンド(57.15㎏) |
スーパーバンタム級 | 122ポンド(55.34㎏) |
バンタム級 | 118ポンド(53.52㎏) |
スーパーフライ級 | 115ポンド(52.16㎏) |
フライ級 | 112ポンド(50.80㎏) |
ライトフライ級 | 108ポンド(48.97㎏) |
ミニマム級 | 105ポンド47.62㎏) |
【ボクシングヘビー級ランキング】現役ボクサー最強王者は?
ここからは2024年最新のボクシングヘビー級ランキングを選手の戦績&強さなどを交えて紹介していきます。"世界最強"現役ヘビー級ボクサーの魅力をチェックしていきましょう。
- 本ランキング順位はボクシング主要4団体が認定しているヘビー級ランキング、またアメリカの"世界で最も権威のある"ボクシング専門誌「The Ring(リングマガジン)」が選定したボクシングヘビー級ランキングを参照しています。
- ランキングに変動があれば随時追記していきます。
フランシス・ガヌー
フランシス・ガヌー(Francis Ngannou)
生年月日(年齢) | 1986年9月5日(37歳) |
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出身地 | カメルーン・バティエ村 |
身長/リーチ | 193cm/211cm |
戦績 | MMA戦績20戦17勝(12(T)KO/3SUB)3敗/ボクシング2戦2敗 |
獲得タイトル | 第22代UFC世界ヘビー級王者(防衛1)/100% Fightヘビー級王者 |
その他 | エクストリーム・クートゥア所属。本名フランシス・ザビエル・エンガヌー。 |
MMA史上最高のハードパンチャーで元UFC世界ヘビー級王者フランシス・ガヌーがボクシングヘビー級に参戦。2023年10月28日にWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーとボクシングデビュー戦を行い、3回に左フックでダウンを奪うも僅差の判定負けを喫する。
ガヌーは2024年3月8日にサウジアラビア・リアドにて開催されたボクシングイベント"Knockout chaos"にてボクシング2戦目となる「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」を迎えた。
デビュー戦で敗れるも試合後フューリーに「過去10年間で最も厳しい試合の一つだった」と言わしめ、ボクシング1戦1敗の戦績にもかかわらずガヌーがWBC世界ヘビー級ランキング10位にランクインしている。
しかしガヌー戦でのフューリーは明らかに調整不足と雑な試合運びが見て取れ、フューリーはボクサー&ボクシング関係者からパフォーマンスの悪さを指摘されてたのもまた事実。
(WIN)「アンソニー・ジョシュア vs. フランシス・ガヌー」(LOSE) アンソニー・ジョシュアが2回2分38秒KO勝利(右ストレート)
フランシス・ガヌーのボクシング2戦目はアンソニー・ジョシュアがガヌーから計3度のダウンを奪い圧勝、元ヘビー級3団体統一王者ジョシュアが元UFC世界ヘビー級王者ガヌーにボクシングの厳しさを教える形で決着。
ボクシングデビュー戦で現役WBC世界ヘビー級王者かつ元3団体統一王者タイソン・フューリー、2戦目でも元3団体世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュアと連続で"飛び級マッチ"が組まれ注目を集めたフランシス・ガヌー。
今後はいったんPFL(MMA団体)にてMMAマッチが予定されているも、ガヌーのボクシング3戦目があるなら次は実力に見合った選手とのマッチアップでマイクタイソン仕込みの剛腕を見せてほしいところ。
デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder)
デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder)
生年月日(年齢) | 1985年10月22日(38歳) |
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国籍/出身地 | アメリカ/アラバマ州タスカルーサ |
身長/リーチ | 201㎝/211㎝ |
プロ戦績 | 48戦43勝(42KO)4敗1分 |
獲得タイトル | WBC世界ヘビー級王座(防衛10)/WBCアメリカ大陸ヘビー級王座/北京オリンピックヘビー級銅メダリスト |
その他 | 47戦42KOを誇るボクシングヘビー級屈指のハードパンチャー。タイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュアに並びボクシングヘビー級戦線のトップに君臨。しかし直近の試合でフューリーに2敗し、ジョセフ・パーカーに大番狂わせの判定負けを喫し停滞気味。 |
デオンテイ・ワイルダーはアメリカ合衆国アラバマ州出身の元WBC世界ヘビー級王者。201㎝の長身・細身体型(100㎏を切る試合時体重、ヘビー級ボクサーとしては軽めの部類)ながら、プロ戦績43勝のうち42(T)KOと驚異的なKO率を誇る。ボクシングヘビー級屈指のハードパンチャーと目されている"The Bronze Bomber"。
2008年8月月、ワイルダーが北京オリンピックのヘビー級(₋91kg)に出場し銅メダルを獲得。その後、ワイルダーはトップランク社と肩を並べる大手ボクシングプロモーター「ゴールデンボーイ・プロモーションズ」と契約、アマチュア戦績24戦21勝3敗でプロ転向を発表する。
ワイルダーはプロデビュー後、驚異の32連続KO勝利を記録。2015年1月17日にはプロ33戦目でバーメイン・スタイバーンとのWBC世界ヘビー級タイトルマッチに判定3-0で勝利し、WBC世界ヘビー級王座を獲得している。
その後ワイルダーはタイソン・フューリー(2戦目)までの間、WBC世界ヘビー級王座を10度防衛。タイソン・フューリーとは3度対戦しており、1戦目はワイルダーが9回・12回にダウンを奪い1-1判定で引き分けとなるもワイルダーがWBC王座防衛に成功。
しかし再戦となった「デオンテイ・ワイルダー vs. タイソン・フューリー」2戦目では3回・5回にフューリーがダウンを奪い、7回にはフューリーのパンチ連打を浴び1分39秒セコンドからタオルが投げ込まれTKO負け。ワイルダーはプロ初黒星を喫しWBCヘビー級王座から陥落している。
2021年10月9日ダイレクトリマッチとなったタイソン・フューリーとの3戦目は、4回ワイルダーが2度のダウンを奪い優勢に立つ。しかしダウン応酬の激戦となりワイルダーはリベンジならず11回1分10秒KO負けを喫している。
2018年からアンソニー・ジョシュアとの対戦報道が出ており、2024年3月に「アンソニー・ジョシュア vs. デオンテイ・ワイルダー」の対戦機運が高まっていた。
ワイルダー復帰戦の相手は元WBO世界ヘビー級暫定王者チャン・ツィーレイ(張志磊)に決定。この試合は2024年6月1日にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われるライトヘビー級4団体王座統一戦「アルツール・ベテルビエフ vs. ディミトリー・ビボル」のアンダーカードとして行われる。
「デオンテイ・ワイルダー vs. 張志磊」は張志磊が5Rに右ストレートのカウンターを効かせ右フックで衝撃KO勝利。ワイルダーは2連敗を喫している。
フランク・サンチェス(Frank Sanchez)
フランク・サンチェス(Frank Sanchez)
生年月日(年齢) | 1992年7月18日(32歳) |
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国籍/出身地 | キューバ/グアンタナモ |
身長/リーチ | 193㎝/198㎝ |
プロ戦績 | 26戦24勝(17KO)1敗1無効試合 |
獲得タイトル | WBCアメリカ大陸ヘビー級王座/NABOヘビー級王座 |
その他 |
ジョー・ジョイス(Joe Joyce)
ジョー・ジョイス(Joe Joyce)
生年月日(年齢) | 1985年9月17日(38歳) |
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国籍/出身地 | イギリス/ロンドン |
身長/リーチ | 198㎝/204㎝ |
プロ戦績 | 18戦16勝(15(T)KO)2敗 |
獲得タイトル | 元WBO世界ヘビー級暫定王者/2016年リオデジャネイロオリンピック・スーパーヘビー級銀メダル獲得/2014年コモンウェルスゲームズスーパーヘビー級金メダル獲得 |
その他 |
2023年4月15日ロンドン カッパー・ボックスアリーナでWBO世界ヘビー級13位のチャン・ツィーレイ(張志磊)と対戦、6回1分23秒TKO負けを喫し初防衛に失敗。ジョイスはプロ初黒星となりWBO世界ヘビー級暫定王座から陥落している。
その後ジョー・ジョイスがチャン・ツィーレイとの再戦条項を行使し、2023年9月23日ロンドン ウェンブリー・アリーナで再戦決定。
WBO暫定・世界ヘビー級タイトルマッチとしてチャン・ツィーレイと再戦するも、3回3分7秒KO負けを喫し2連敗となっている。
ジャレッド・アンダーソン(Jared Anderson)
ジャレッド・アンダーソン(Jared Anderson)
生年月日(年齢) | 1999年11月16日(24歳) |
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国籍/出身地 | アメリカ/オハイオ州トレド |
身長/リーチ | 193㎝/199㎝ |
プロ戦績 | 18戦17勝(15KO)1敗 |
獲得タイトル | USNBC全米ヘビー級王座/WBOインターナショナルヘビー級王座/NABFヘビー級ジュニア王座 |
その他 | 2017年・2018年アマチュアボクシングヘビー級全米王者で、ボクシング界の大物プロモーターであるボブ・アラムに見出されTOP RANKと契約しプロ転向。 |
2024年8月3日、WBOインターナショナルヘビー級タイトルマッチ/NABFヘビー級王座決定戦「ジャレッド・アンダーソン vs. マーティン・バコール」にて、アンダーソンがプロ初黒星となる5回2分7秒KO負けを喫しWBOインターナショナル王座から陥落している。
10位│ジャスティス・フニ(Justis Huni)
ジャスティス・フニ(Justis Huni)
生年月日(年齢) | 1999年4月4日(25歳) |
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国籍/出身地 | オーストラリア/クィーンズランド州メアドウブロック出身 |
身長/リーチ | 193㎝/㎝ |
プロ戦績 | 10戦10勝(5(T)KO)無敗 |
獲得タイトル | 第22代OPBF東洋太平洋ヘビー級王者(防衛1・返上)/WBAインターナショナルヘビー級王座/WBOグローバルヘビー級王座など |
その他 |
2024年3月8日、リヤド キングダム・アリーナで開催されたイベントに出場。WBC世界ブリッジャー級暫定王者ケビン・レレナとのWBOグローバルヘビー級王座決定戦に10回3-0判定勝利しジャスティス・フニが王座獲得している。
9位│エフェ・アジャグバ(Efe Ajagba)
エフェ・アジャグバ(Efe Ajagba)
生年月日(年齢) | 1994年4月22日(30歳) |
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国籍/出身地 | ナイジェリア・デルタ州ウゲリ |
身長/リーチ | 198㎝/216㎝ |
プロ戦績 | 20戦20勝(14(TKO)1敗 |
獲得タイトル | 2016年アフリカボクシングオリンピック予選トーナメント・スーパーヘビー級で金メダル獲得/2015年アフリカ競技大会で金メダル獲得/2014年コモンウェルス競技大会で銅メダル獲得 |
その他 |
8位│フィリップ・フルゴビッチ(Filip Hrgovic)
フィリップ・フルゴビッチ Filip Hrgovic
生年月日(年齢) | 1992年6月4日(32歳) |
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国籍/出身地 | クロアチア/ザグレブ |
身長/リーチ | 198㎝/㎝ |
プロ戦績 | 18戦17勝(14(T)KO)1敗 |
獲得タイトル | IBFインターナショナルヘビー級王座/WBCインターナショナルヘビー級王座 |
その他 | 2022年8月に行われた張志磊とのIBF世界ヘビー級王座挑戦者決定戦に判定勝利、フィリップ・フルゴビッチが現王者オレクサンドル・ウシクへの挑戦権を獲得している。 |
7位│アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)
アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)
生年月日(年齢) | 1989年10月15日(34歳) |
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出身地 | イギリス/イングランド・ワトフォード |
身長/リーチ | 198cm/208cm |
戦績 | プロボクシング32戦28勝(25(T)KO)4敗 |
獲得タイトルなど | 元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者/2012年ロンドンオリンピックボクシングスーパーヘビー級金メダリスト(91㎏超) |
その他 | オーソドックス/ニックネームAJ |
アンソニー・ジョシュアはイングランド・ワトフォード出身の元ヘビー級3団体統一王者(元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者)。出身はイギリスだがアイルランド系ナイジェリア人の父とナイジェリア人の母の元に生まれ、身長198㎝の恵まれた体格と長いリーチ&アフリカ系特有の身体能力を併せ持っている。
アマチュア時代は43戦40勝の戦績を飾り、2011年9月アゼルバイジャン・バクー開催の2011年世界ボクシング選手権大会にスーパーヘビー級(91kg超)で出場し銀メダルを獲得。
さらに2012年8月に出場したロンドンオリンピックでは4試合を勝ち抜き金メダルを獲得、アンソニー・ジョシュアがロンドンオリンピックスーパーヘビー級(91kg超)金メダリストとなっている。
ロンドンオリンピック出場の翌年2013年にはAJがOBE(大英帝国勲章)を受賞。
ウシクの返上したIBFヘビー級王座を懸けたIBF世界ヘビー級タイトルマッチ「アンソニー・ジョシュア vs. ダニエル・デュボア」決定(9月21日ウェンブリースタジアム)。
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ「アンソニー・ジョシュア vs. ダニエル・デュボア」は下馬評で圧倒的優位と目された挑戦者・ジョシュアが初回からダウンを奪われる波乱に。ジョシュアが計4度のダウンを奪われ、5R59秒右ストレートでKO負けを喫している。
6位│マーティン・バコーレ(Martin Bakole)
マーティン・バコーレ(Martin Bakole)
生年月日(年齢) | 1993年6月1日(31歳) |
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国籍/出身地 | コンゴ共和国 |
身長/リーチ | 198㎝/㎝ |
プロ戦績 | 22戦21勝(16(T)KO)1敗 |
獲得タイトル | WBOインターナショナルヘビー級王座/NABFヘビー級王座 |
その他 | オーソドックス/元WBC世界クルーザー級王者・イルンガ・マカブの実弟 |
5位│アギト・カバエル(Agit Kabayel)
アギト・カバエル(Agit Kabayel)
生年月日(年齢) | 1992年9月23日(32歳) |
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国籍/出身地 | ドイツ/ノルトライン・ヴェストファーレン州レーヴァークーゼン |
身長/リーチ | 191㎝/㎝ |
プロ戦績 | 25戦25勝(17(T)KO)無敗 |
獲得タイトル | WBAインターコンチネンタルヘビー級王座/NABF北米ヘビー級王座/EBU欧州ヘビー級王座/NABO北米ヘビー級王座/WBCアメリカヘビー級王座 |
その他 | オーソドックス/アギット・カバエルとも表記される |
アギト・カバエルは24戦全勝のパーフェクトレコードを持つドイツのヘビー級ボクサー。現時点では世界タイトルは獲得していないものの、2度の欧州ヘビー級王座のほかWBAインターコンチネンタルヘビー級王座やNABF北米ヘビー級王座など複数のヘビー級タイトルを保持している実力者。
2024年5月19日開催「タイソン・フューリー vs. オレクサンドル・ウシク」の前座で行われたNABO・WBCアメリカヘビー級タイトルマッチで"無敗のキューバ人ボクサー"フランク・サンチェスと対戦。
カバエルが終始試合のペースを握り、7回にボディへの左ジャブでフランク・サンチェスからKO勝利。この試合はWBC世界同級挑戦者決定戦も兼ねていたためアギト・カバエルが現WBCヘビー級王者オレクサンドル・ウシクとのWBCタイトルマッチ挑戦権をゲットしている。
4位│チャン・ツィーレイ(張志磊/Zhilei Zhang )
チャン・ツィーレイ(張志磊/Zhilei Zhang )
生年月日(年齢) | 1983年5月2日(41歳) |
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国籍/出身地 | 中国/河南省周口市 |
身長/リーチ | 198㎝/㎝ |
プロ戦績 | 30戦27勝(22(T)KO)2敗1分 |
獲得タイトル | 元WBO世界ヘビー級暫定王者 |
その他 | アジア人初のボクシング世界ヘビー級王者 |
3位│ジョセフ・パーカー(Joseph Parker)
ジョセフ・パーカー(Joseph Parker)
生年月日(年齢) | 1992年1月9日(32歳) |
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国籍/出身地 | ニュージーランド/オークランド |
身長/リーチ | 193㎝/198㎝ |
プロ戦績 | 38戦35勝(24(T)KO)3敗 |
獲得タイトル | 現WBO世界ヘビー級暫定王者/元WBO世界ヘビー級王者 |
その他 | ニュージーランド人初のボクシング世界ヘビー級王者 |
2位│ダニエル・デュボア(Daniel Dubois)
ダニエル・デュボア(Daniel Dubois)
生年月日(年齢) | 1997年9月26日(27歳) |
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国籍/出身地 | イギリス |
身長/リーチ | 196㎝/198㎝ |
プロ戦績 | 24戦22勝(21(T)KO)2敗 |
獲得タイトル | IBF世界ヘビー級王座/WBA世界ヘビー級レギュラー王座(防衛1)/WBA世界ヘビー級暫定王座/WBC世界ヘビー級シルバー王座/WBOインターナショナルヘビー級王座など |
その他 | オーソドックス |
2024年6月1日サウジアラビア キングダム・アリーナで行われたIBF世界ヘビー級暫定王座決定戦でIBF世界ヘビー級1位のフィリップ・フルゴビッチと対戦、8回57秒TKO勝ちしIBF世界ヘビー級暫定王座を獲得。
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ「アンソニー・ジョシュア vs. ダニエル・デュボア」はデュボアが計4度のダウンを奪い、5R59秒カウンターの右ストレートで元3団体ヘビー級王者・アンソニー・ジョシュアに衝撃KO勝利。初防衛に成功している。
1位│タイソン・フューリー(Tyson Fury)
タイソン・フューリー(Tyson Fury)
生年月日(年齢) | 1988年8月12日(36歳) |
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国籍/出身地 | イギリス/イングランド・グレーター・マンチェスター州マンチェスター |
身長/リーチ | 206㎝/216㎝ |
プロ戦績 | 36戦34勝(24(T)KO)1敗1分 |
獲得タイトル | 元WBC世界ヘビー級王者/元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者/リングマガジン世界ヘビー級王座など |
その他 | スイッチヒッター/自身と同じ出自を持つ元UFC王者コナー・マクレガーのファンであることを公言しており、極悪トラッシュトーカーという共通点あり。2019年10月にはWWEでプロレスデビューを果たし、当時UFC参戦も匂わせていたが実現せず。 |
タイソン・フューリーはイギリス出身、身長206㎝/リーチ216㎝の大型ボクサー。アイルランド人の両親を持ち、自身の出自であるジプシーにちなんで"The Gypsy King"(ジプシーキング)のニックネームを持っている。
フューリーはヘビー級ボクサーの中でも最大級の体格の持ち主にもかかわらず、フルラウンド動き続けるスタミナ&手数、さらに巧みなステップワークも使いこなす攻守ともにハイレベルなボクシングテクニックを駆使。また、豪快なダウンを奪われても立ち上がる不死身のタフネスも併せ持っている。
現ヘビー級ボクシング最強の一角にして問題発言&問題行動連発しまくる異端児でもあり、リング上はもちろんリング外の言動でも注目を集めることが多いヒールキャラ(個人的にはこのヴィラン感かなり好き)。
腹肉がブヨンブヨンなのと普段ふざけすぎてるからか歴代の偉大なヘビー級世界チャンプに比べリスペクトされてる感は若干薄い。
Heavyweight Champion│オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk)
オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk)
生年月日(年齢) | 1987年1月17日(37歳) |
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国籍/出身地 | ウクライナ/クリミア自治共和国シンフェロポリ |
身長/リーチ | 190㎝/198㎝ |
プロ戦績 | 22戦22勝(14(T)KO)無敗 |
獲得タイトル | WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者/元WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級4団体統一王者/リングマガジン世界クルーザー級王座/リングマガジン世界ヘビー級王座/2012年ロンドンオリンピックヘビー級(91㎏)金メダルなど |
その他 | サウスポースタイル/2023年7月17日にはウシクがボクシング現役ヘビー級王者でありながら母国ウクライナのプロサッカークラブ「FCポリーシャ」と1年間の選手契約を結び、"ボクシング王者とサッカー選手の二刀流"を実現している。 |
オレクサンドル・ウシクは元世界クルーザー級4団体統一王者。2018年7月21日、クルーザー級の各団体王者が軒並み参戦したWBSS(World Boxing Super Series)クルーザー級決勝で優勝し、4団体統一を果たしたウシクがクルーザー級の"比類なき王者"として君臨。2019年にはクルーザー級のベルトを返上しウシクがヘビー級へ階級アップしている。
2020年10月にウシクはデレック・チゾラに判定勝利、ヘビー級転向2戦目でWBOインターコンチネンタルヘビー級王座を獲得。序盤は猛牛のようなチゾラのプレスに下がらされコーナーに詰められる場面があるも、5回以降ウシクが的確にコンビネーションをヒットさせヘビー級でも通用することを証明。
2021年9月25日、当時WBAスーパー・IBF・WBO・IBO世界ヘビー級王者で"ボクシングヘビー級を牽引するスーパースター"アンソニー・ジョシュアと対戦、オレクサンドル・ウシクが12回3-0判定勝利でヘビー級転向3戦目にしてクルーザー級&ヘビー級の2階級制覇を成し遂げている。
アンソニー・ジョシュアがウシク戦の再戦条項を行使し2022年8月20日に「オレクサンドル・ウシク vs. アンソニー・ジョシュア2」が決定。再戦でもウシクが圧倒的なスピード&テクニック、ヒット数で上回りジョシュアをコントロールしたものの、ジャッジのひとりがジョシュアを支持しスプリットデシジョン(2-1でウシクが僅差の判定勝利)となっている。
ジョシュア戦のあと2023年8月にはダニエル・デュボアに9回TKO勝利し、ウシクがWBAスーパー・IBF・WBO・IBO王座の2度目の防衛に成功。
そして2024年5月18日に現WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーとウシクのボクシングヘビー級4団体統一戦「タイソン・フューリー vs. オレクサンドル・ウシク」が決定。
「タイソン・フューリー vs. オレクサンドル・ウシク」はフューリ―も見せ場を作るも9回にウシクがラッシュをかけフューリーがスタンディングダウン、ウシクが2-1判定勝利している。
この勝利によりオレクサンドル・ウシクはボクシングヘビー級史上初の4団体統一王者となり、史上3人目の2階級4団体統一王者の快挙を達成。ヘビー級のUndisputed Champion(=比類なき王者)となった。
2024年12月に「オレクサンドル・ウシク vs. タイソン・フューリー2」が決定。IBFが指名戦をウシクに要求するもスケジュール的に応じられずウシクがIBFヘビー級のベルトを返上。
ウシクの返上したベルトを懸け2024年9月21日にIBFヘビー級タイトルマッチ「アンソニー・ジョシュア vs. ダニエル・デュボア」決定。この2試合の勝者がヘビー級4団体統一戦を行う流れか。