「K-1 WORLD MAX」日本代表決定トーナメント2006&2007準優勝のTATSUJI(高江達二)さんがブレイキングダウン9のオーディションに参加。
TATSUJI(高江達二)さんはアマチュアボクシングをバックボーンに持つハードパンチャーで、RISEやK-1で活躍。K-1では日本人トップの実力者で元K-1 WORLD MAX世界王者アルバート・クラウスにも勝利している実力者です。
オーディションでは元ボクシング王者ほっそん(細川貴之)との対戦の機運が高まっています。本記事では"豪腕ギャンブラー"TATSUJI(高江達二)さんの戦績や強さを紹介していきます。
ブレイキングダウン強さランキング│BreakingDown最強は?
【元K-1 MAX】TATSUJI(高江達二)の戦績・強さ
ブレイキングダウン9オーディション「Jグループ(格闘技経験者ウェルター級)」に元K-1 WORLD MAX日本人トップファイターの高江達二さんがまさかの登場。
高江達二(たかえたつじ)│プロフィール・戦績
生年月日(年齢) | 1981年7月23日(42歳) |
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出身地 | 福岡県 |
身長 | 174cm |
戦績 | 32戦23勝(6(T)KO)9敗 |
獲得タイトル | R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '05 優勝/K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント 2006&2007準優勝 |
その他 | 当時パチスロで生計を立てていたことがクローズアップされ"剛腕ギャンブラー"のニックネームが付く。 |
TATSUJI(高江達二)さんはアマチュアボクシング経験をバックボーンに持つ元キックボクサー。アマボク時代は全日本アマチュアボクシング選手権大会・国民体育大会で3位入賞の実績があり、2008年の北京オリンピックアジア強化指定選手にも選ばれています。
高江達二さんの現役キックボクサー時代のリングネームはTATSUJI(タツジ)で、2005年12月に「R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '05」(現RISEの1DAYトーナメント)で優勝。優勝後のマイクパフォーマンスでK-1への参戦をぶち上げ注目を集めた。
リング上での宣言通り翌年2006年2月開催の「K-1 WORLD MAX 2006 〜日本代表決定トーナメント〜」にTATSUJI(高江達二)さんが参戦。
1回戦で山本優弥選手にTKO勝利、2回戦でHAYATO選手に判定勝利とK-1新世代ファイターを連続撃破し決勝進出。決勝では佐藤嘉洋選手の遠い間合いからのローに苦戦し敗退している(翌年も決勝進出、同じく佐藤嘉洋選手に敗れている)。
トーナメント優勝こそ逃したもののTATSUJI(高江達二)さんはK-1 WORLD MAX日本トーナメントを2年連続準優勝している実力者。ワンマッチでは"鉄の拳"マイク・ザンビディスとも互角に打ち合い、元K-1 WORLD MAX世界王者アルバート・クラウスにも勝利しています。
TATSUJI(高江達二)さんはK-1 WORLD MAX日本トーナメントを2年連続準優勝し一躍注目を集めるも、その後は連続で1回戦敗退とスランプに陥ります。
2010年3月開催の「K-1 WORLD MAX 2010〜-70kg Japan Tournament〜」に進退をかけTATSUJI選手が参戦し、1回戦で当時11連勝中の"和製ヴァンダレイ・シウバ"中島弘貴選手と対戦。2Rパンチのラッシュに飲み込まれKO負けを喫する。
この試合がTATSUJI(高江達二)さんのプロ格闘技ラストマッチとなり、2011年2月にRISEで引退セレモニーを行っています。
TATSUJI(高江達二)がBreakingDown9に出場
"1分間最強を決める"をコンセプトに掲げる格闘技イベント「BreakingDown9」のオーディションにTATSUJI(高江達二)さんが登場。
元K-1 WORLD MAX日本人トップファイターのTATSUJI(高江達二)さんはブレイキングダウンに参戦する理由について
- 「元K-1ファイターの高江達二です。なぜここに立ってるかと言うと、もう1発花を咲かせたいと思ってキックボクシングジムをオープンしました」
- 「ここ(ブレイキングダウン)でまた花を咲かせてキックボクシングを広めたいと思って来ました、よろしくお願いします」
と語っています。
TATSUJI(高江達二)さんはブレイキングダウンで注目を集めることで、自身の経営するキックボクシングジムを通してキックボクシングの魅力を広めるためブレイキングダウン参戦を決意。
TATSUJI(高江達二)さんが代表を務めるキックボクシングジムは東久留米市上津町にある「EMZEQキックボクシング」。元チャンピオンから直接指導が受けられるジムとして、格闘技未経験者の方からダイエット目的の方まで気軽に利用できるジムとのことです。
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「TATSUJI(高江達二) VS 丸太喬仁」
ブレイキングダウン9オーディションでTATSUJI(高江達二)さんと丸太喬仁さんがスパーリング対決。丸太喬仁さんは過去大会で"ミスターブレイキングダウン"川島悠汰さんと対戦し、開始わずか5秒でKO勝利した剛腕の持ち主。
ブレイキングダウン8オーディションでは元ボクシング王者渡部あきのり(あきべぇ)さんと対戦しKO負けを喫している。丸太喬仁さんは元ボクシング王者あきべぇに続き、元K-1 WORLD MAX2年連続準優勝のTATSUJI(高江達二)と元プロ格闘家のガチ勢との連戦となった。
「○TATSUJI(高江達二) VS 丸太喬仁×」TKO(左フック)
1R 積極的に前へ出てフックを振り回していく丸太喬仁、TATSUJI(高江達二)は丸太のプレッシャーに下がらされるも冷静に打ち返す。ケージ際でフックの打ち合いになりTATSUJI(高江達二)の右フックがヒットするも前に出る丸太喬仁。
丸太喬仁が右ローから左右のフック、再びケージ中央での打ち合いに。TATSUJI(高江達二)の左アッパーがクリーンヒットする。試合終了間際、TATSUJI(高江達二)の左フックで丸太喬仁が後方にダウン。レフェリーストップとなり、TATSUJI(高江達二)がTKO勝利で"剛腕ギャンブラー"健在ぶりを見せつけた。
ブレイキングダウン9「ほっそん VS TATSUJI(高江達二)」決定
TATSUJI(高江達二)さんの自己アピール後、元ボクシング王者ほっそん(細川貴之)さんが
「俺とやらないっすか?」
とTATSUJI(高江達二)さんに対戦アピール、TATSUJI(高江達二)さんも「俺とやれる?」とほっそんさんとの対戦に乗り気の模様。ほっそんさんも「やりましょう、俺は強い奴とやりたいんすよ」と応じる。
両者の対戦はオーディションでは決定しなかったものの、のちに「ほっそん VS TATSUJI(高江達二)」が正式決定(キックルール/77㎏以下)。「元ボクシング王者 VS 元RISE&K-1ファイター」のパンチャー対決が実現。
breaking down9で試合正式に決まりました!
— ほっそん【細川貴之】 (@sori450) August 13, 2023
相手はTATSUJI選手で
K-1WORLD MAX2年連続準優勝 元RISEチャンピオンで
K-1世界王者アルバードクラウスに勝ったことある猛者です!!
見た瞬間にあきべぇに続き現役時代知ってたんでこの人やと思い逆指名しました。… pic.twitter.com/fdQcWKFGTn
余談ですが元々は川島悠汰さんと対戦決定した日欧対抗戦のヨーロッパ勢、ボヤン・コセナルがほっそんと対戦する流れだったのがTATSUJIさんに変更になっています(オーディション未公開動画より)。
もしかしたら「ほっそん vs TATSUJI」の勝者と「川島悠汰 vs ボヤン・コセナル」の勝者が今後のブレイキングダウンで対戦するかも?4人ともパンチに自信のある選手なのでどの組み合わせでも面白そうです。
ブレイキングダウン9で行われる「日本VSヨーロッパ対抗戦」ではK-1WORLD MAX初代世界王者アルバート・クラウスも参戦。高江達二さんの活躍次第では今後のBreakingDownで「アルバート・クラウス VS TATSUJI」の再戦が実現するかも?
BreakingDown9 前日記者会見でTATSUJIとほっそんがバチバチの舌戦を展開
8月25日 BreakingDown9 前日記者会見が行われ、TATSUJIさんとほっそんさんがバチバチの舌戦を繰り広げています。
会見でほっそんが「昔はすごい強くて尊敬してたけど、今は覇気がない」と挑発するとTATSUJIはK-1時代のような鋭い表情に一変、
- 「覇気がない?ろれつが回ってないぞ、はっきり喋れや。なぜ俺が強いのか教えてやるよ、頭もいいからよ」
- 「(取っ組み合い後)顔が弱い、目が弱い。お前もっとガンつけて来いや。身体も弱いな」
- 「お前試合でクネクネクネクネすんなよ、バチバチに打ち合おうや」
とオーディション時とはうって変わり、一触即発のピリピリした真剣勝負の雰囲気を作った両者。アウトボクサーのほっそんに「クネクネ避けずに打ち合え」と真っ向勝負を要求しています。
"当てさせずに当てる"のが持ち味のほっそんさんですが、文字通りTATSUJIさんとのパンチ合戦に応じるのか?第19試合「ほっそん VS TATSUJI」に注目です。
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BreakingDown9「ほっそん VS TATSUJI(高江達二)」試合結果
「ほっそん VS TATSUJI(高江達二)」試合結果…判定3-0でほっそんが判定勝利
「○ほっそん VS TATSUJI(高江達二)×」判定3-0ほっそん
1R ほっそんが右ジャブ、TATSUJIが前蹴りを放ちクリンチ状態になりブレイク。再開後TATSUJIが右ロー、ほっそんは左ストレートからの右を当てる。
両者積極的に前へ出るもクリンチ状態が多い展開。TATSUJIが右のオーバーハンドフック、ほっそんが左ボディ&ショートフックを見せる。ほっそんが左ロングストレートを見せ1R終了のゴング。
ジャッジ3名がほっそんを支持し、ほっそん判定勝利。TATSUJIさんとはBreakingDownルールでの場数の差が出た形に。TATSUJIさんの次戦に期待。ちなみにほっそんは試合前にあばら骨を骨折しており、蹴りを警戒していたとのこと。