練習中の拳の負傷でRIZIN.36を欠場した朝倉海選手ですが、2023年春頃に復帰すると注目されています。
朝倉海選手が戦線離脱中に元Bellator世界バンタム級王者フアン・アーチュレッタ選手やキム・スーチョル選手といった海外の猛者がバンタム級戦線を席捲。井上直樹選手もさらなる強さを見せつけ存在感を増してきています。
ツイッターでアーチュレッタ選手から対戦要求されるなど、朝倉海選手の復帰戦の相手が気になるところ。本記事では朝倉海選手の復帰戦の対戦カード予想や見どころをサクッと紹介していきますのでお楽しみ下さい。
朝倉海の復帰戦の相手はいつ誰になる?予想&見どころ
朝倉海選手の2023年のRIZIN復帰の時期、そして気になる対戦相手予想&見どころについて深堀りしていきます。
朝倉海のRIZIN復帰戦は「2023年4月か5月」
RIZIN.36でのヤン・ジヨン戦の欠場、2022年末RIZIN.40への参戦見送りとファンから復帰戦が待望されている朝倉海選手。
RIZIN.40ではRIZIN×BELLATOR全面対抗戦のバンタム級枠にはもともと海選手が出る予定だったとのことですが、拳を完治させ2023年以降に万全を期すために戦線離脱中。
朝倉海選手の気になるRIZIN復帰戦の時期は「2023年4月か5月」とのこと
4月か5月といえば海選手の兄である朝倉未来選手の復帰戦でも話題。
2/3追記…朝倉海選手の復帰戦は4/30開催のRIZIN LANDMARK5か5/6開催のRIZIN.42どちらかになるとのことです。
- 2/1に行われたRIZIN.41記者会見にて榊原代表は「「朝倉未来VS牛久絢太郎」「斎藤豊VS平本蓮」は同大会でやりたい、4/30開催のRIZIN LANDMARK5か5/6(土)RIZIN.42どちらかで」と発言
- 「朝倉未来と朝倉海の出場する大会は別にしようと思ってます」とのこと
- 「朝倉海の相手はヤン・ジヨンやアーチュレッタ以外の選手も考えて調整中」
沢山の選手から対戦要求される朝倉海
気になる朝倉海選手の復帰戦の相手ですが「ありがたいことに沢山の選手から対戦要求されてる」とのこと。「みんなは誰との試合が1番観たい?」とツイートしていることから、候補はいるけどまだ本決まりしてないようですね。
ありがたいことにたくさんの選手から対戦要求をされてるけど
— 朝倉 海 Kai Asakura (@kai_1031_) January 28, 2023
みんなは誰との試合が1番みたいんだ
ちなみにRIZINバンタム級で朝倉海選手と過去に激闘を繰り広げた堀口恭司選手と扇久保博正選手は、一階級軽いフライ級への転向を示唆しているため本記事の対戦予想からは外してます。
フライ級は日本人選手の層が厚く、海外の格闘技団体でも活躍が期待できるのでそっちも楽しみ
堀口恭司選手に匹敵するスター選手が今後RIZINフライ級戦線から出てくるかも…?
【復帰戦予想】朝倉海VSフアン・アーチュレッタ
ここからは朝倉海選手と復帰戦で対戦する可能性の高いバンタム級ファイター&試合の見どころを紹介していきます。
まずは「朝倉海VSフアン・アーチュレッタ」。
フアン・アーチュレッタ選手は元Bellator世界バンタム級王者&KOTC(King of the Cage)四階級制覇王者でバンタム級のトップファイター。学生時代レスリングのオールアメリカンにも輝いており、MMAではタフなフィジカルを活かしたボクシング&レスリングのファイトスタイルのアーチュレッタ選手。
打撃&レスリングのアーチュレッタ選手との試合なら緊張感ある攻防が観れそうです。
テイクダウンディフェンスの強い海選手が、フィジカルで上回るアーチュレッタ選手のタックルを切り続けられるのかも見どころ
「朝倉海VSフアン・アーチュレッタ」が組まれれば噛み合う試合になりそうですが、復帰戦の相手としてはハードすぎる相手かもしれませんね。
RIZINバンタム級JAPANトーナメント優勝者の扇久保博正選手を圧倒したキム・スーチョル選手。RIZIN.40で行われたRIZIN×BELLATOR全面対抗戦でアーチュレッタ選手は、そのキム・スーチョル選手との激戦を制しています。
朝倉海選手が戦線離脱中にRIZINバンタム級に強豪外国人選手らが参戦してきていますが、その中でもアーチュレッタ選手は頭一つ抜けた強さ。現時点で文句なしの最強挑戦者です。
朝倉海選手とのRIZINバンタム級での試合に対戦に意欲的なアーチュレッタ選手。アーチュレッタ選手の「海はと試合したい!」といった内容のツイートに対し、海選手も「やろうよ」と応える。
2020年9月、アーチュレッタ選手がBellator世界バンタム級王者に輝いた時にも朝倉海選手は「アーチュレッタと試合したい」旨のツイート。両者ともに対戦意欲が高いので実現する可能性が高そうです。
- 両者とも対戦を望んでいるので(復帰戦じゃなくても)対戦が組まれる可能性大
- Bellator世界バンタム級王者のアーチュレッタは朝倉海の復帰戦の相手としては強すぎる
- ボクシング&レスリングなファイトスタイルのアーチュレッタは朝倉海と嚙み合う試合しそうではある
- アーチュレッタ「堀口恭司のフライ級転向にはリスペクト、でも朝倉海は試合で倒す!」と何故か挑発的
【復帰戦予想②】朝倉海VSヤン・ジヨン
続いての対戦予想はヤン・ジヨン選手。
RIZIN.36にてヤン・ジヨン選手との試合が組まれたものの、朝倉海選手が練習中の拳の負傷で欠場し流れた対戦カード。ヤン・ジヨン選手は朝倉海選手の代打で緊急出場した昇侍選手にリアネイキッドチョークで一本勝ちしています。
海選手は「(代打出場した昇侍選手に)このご恩は一生忘れません、ヤン・ジヨン選手と闘わせてもらいたい」とリング上で宣言。
ヤン・ジヨン選手との対戦が実現すれば、盟友である昇侍選手を倒した相手へのリベンジマッチといったテーマもある試合ですね。
年末のRIZIN対ベラトール対抗戦を盛り上げたフアン・アーチュレッタ選手から対戦希望のツイートを受け「朝倉海VSアーチュレッタ」の機運が高まっていますが、欠場した試合を埋めてもらったことに筋を通すなら復帰戦の相手はヤン・ジヨン選手が最適ではあります。
ヤン・ジヨン選手も朝倉海選手へツイートで対戦要求。ヤン・ジヨン選手は試合に勝った直後でも相手へのリスペクトを忘れないナイスガイですが、海選手への挑戦的なツイートでアンチが増えないかちょっと心配ですね。
ちなみに海選手は自身のインスタライブにて「ヤン・ジヨンとの試合の後にアーチュレッタでもいい」との発言をしています。
昇侍選手は緊急出場で準備が万全ではなく、契約体重も元々の61.0㎏から66.0㎏に変更しての試合だったのでバンタム級でのヤン・ジヨン選手の実力とは異なるかも?
しかしその後RIZIN LANDMARK 4にて、ハードパンチャーの魚井フルスイング選手から左ストレートからのパウンドでTKO勝利を収めて勢いに乗っているヤン・ジヨン選手。
元キックボクシング王者でもあるヤン・ジヨン選手とならハードパンチャー同士なので「KO必至の好カード」が期待できそうです。
- 「朝倉海VSヤン・ジヨン」はRIZIN.36で元々組まれていたが朝倉海の拳負傷で対戦が流れる
- 朝倉海が「感謝の気持ちも込め、復帰戦でヤン・ジヨン選手と闘いたい」とツイート
- 筋を通すなら復帰戦はヤン・ジヨンとの対戦とのファンからの声も多い
- 元キック王者でもあるヤン・ジヨンなら朝倉海とファイトスタイルが噛み合うので盛り上がりそう
【復帰戦予想③】朝倉海VS井上直樹
続いては朝倉海選手不在のなか、RIZINバンタム級の日本人最強の呼び声高い井上直樹選手。大みそかに行われたRIZIN.40ではRIZINバンタム級JAPANトーナメントベスト4の瀧澤謙太と対戦、全局面で圧倒し実力差を見せ付けています。
普段は口下手でシャイな好青年なのに試合になれば冷酷無比な強さを魅せてくれるギャップがいい
井上直樹選手は推しなのもあり個人的には朝倉海選手の対戦相手としてはもっとも観たい選手。ですが日本人選手同士の対決はストーリー的にも盛り上げやすいので、今回の復帰戦ではなくここぞという大一番まで温存しておいてほしい気もします。
格闘技は怪我がつきもので温存してるといつまで経っても実現しないまま…ということもあるので出し惜しみせずに対戦してほしくもあり、1ファンとしては複雑なカードでもある
バチバチの打撃戦をしてくれそうなフアン・アーチュレッタ選手やヤン・ジヨン選手に比べ、井上直樹選手はどの局面でも強いオールラウンダーなので海選手のやりたいスタンドの打撃戦はさせてくれないで完封する可能性もある一戦ですね。
- RIZINバンタム級の日本人対決としては最も対戦が期待される好カード
- とはいえ復帰戦で組むにはもったいない相手かも
- スタンドの打撃戦(特にストレート系のパンチ)に偏ってる朝倉海選手としては、全局面で闘えるオールラウンダーの井上直樹選手は苦手な相手
【復帰戦予想④】朝倉海VSキム・スーチョル
続いてはRIZIN.40で行われたRIZIN×BELLATOR全面対抗戦にてフアン・アーチュレッタ選手と激闘を繰り広げたキム・スーチョル選手。キム・スーチョル選手は元ONE初代世界バンタム級王者&元ROAD FCフェザー級王者でもあります。
アーチュレッタ戦では僅差の判定で敗れたものの、格闘技関係者やファンから「スーチョルが勝ってたのでは?」という声も多く上がった実力者です。現時点のRIZINバンタム級で最強の一角。
RIZIN.38ではRIZINバンタム級JAPANグランプリ王者の扇久保博正選手にも勝利しており、RIZINバンタム級での今後の対戦相手候補は朝倉海選手か井上直樹選手が有力ではないでしょうか?
また、これまでさまざまな団体で試合をこなしてきているキム・スーチョル選手ですが、これまで日本人選手には全勝していることでも有名。
「朝倉海VSキム・スーチョル」が組まれれば、初めて日本人がキムスーチョルを止められるのかという裏テーマも楽しめます
ブラジリアン柔術がバックボーンのスーチョル選手ですが打撃でもアグレッシブに攻め続けるファイトスタイルで、スタンドの打撃戦が得意な朝倉海選手とも終始動きのある激闘が期待できます。
- RIZINバンタム級での実績的には「朝倉海VSキム・スーチョル」が組まれてもおかしくない
- ただ復帰戦の相手として考えると、因縁的にヤン・ジヨン選手かフアン・アーチュレッタ選手が優先して組まれそう
- 全局面でアグレッシブなキム・スーチョル選手なので「朝倉海VSキム・スーチョル」は激闘必至の好カード。パンチの攻防以外ではスーチョル選手が上回ると予想
- 追記…キム・スーチョル選手は韓国のROAD FCにて行われる63㎏の8人トーナメントに出場予定。なのでこのタイミングで朝倉海選手との試合はなさそう
RIZIN.42にて「朝倉海vs元谷友貴」「フアン・アーチュレッタvs井上直樹」決定
2023年5月6日(土)に開催されるRIZIN.42にて朝倉海選手の復帰戦が決定しました。対戦相手はRIZINバンタム級トップファイターの一角、元谷友貴選手に決定。
「朝倉海 vs 元谷友貴」「フアン・アーチュレッタ vs 井上直樹」の二試合はRIZIN.42のダブルメインイベントとして行われるとのこと。この二試合の勝者は7月開催予定のRIZINにてバンタム級タイトルマッチの挑戦権を得る形に。(堀口恭司選手はフライ級へ階級転向、バンタム級のベルトを返上した)
いきなり「井上直樹vsアーチュレッタ」はもったいない気もするけど激アツ
アーチュレッタは「タイトルマッチはアーチュレッタvs朝倉海になるべきだし、ファンもそれを望んでいる」と語っていますが、元谷友貴&井上直樹の両選手にRIZINバンタム級を引っ張ってきたファイターとして意地を見せてほしいところですね。
朝倉海のRIZIN復帰戦の相手予想まとめ
拳の負傷でRIZINバンタム級戦線から離脱中の朝倉海選手。2023年4月か5月に復帰戦が行われる予定とのことで、復帰戦の対戦相手候補を4人紹介しました。
有力候補としてはフアン・アーチュレッタ選手かヤン・ジヨン選手になりそうですね。特にヤン・ジヨン選手とは「復帰戦でヤン・ジヨン選手と闘わせてもらいたい」と海選手自身ツイートしていた経緯があるので組まれそう。
ヤン・ジヨン選手に勝利→フアン・アーチュレッタ選手との対戦が最もありそうですが、ヤン・ジヨン戦で負けてしまうとその後の対戦カードにも影響が出てきそうです。
この他にも金太郎選手や太田忍選手など朝倉海選手との対戦が楽しみな選手は沢山いますが、復帰戦後のはなしになりそうですね。