2023年4月15日に開催した「喧嘩バトルロワイヤル4」(シーズン4)の対戦カード&試合結果をまとめていきます。
喧嘩バトルロワイヤルはシーズン3までは「1対1」の試合形式でしたが、喧嘩バトルロワイヤル4は「7対7」のチームバトル形式での対戦(試合自体は「1対1」で行う)。元K-1王者の安保瑠輝也(あんぽるきや)選手がチームの監督としてゲスト参加し話題になっています。
また、喧嘩バトルロワイヤルシーズン4の優勝賞金は破格の1,000万円となっており、優勝チームが賞金1,000万円を総取りと夢のある格闘イベントとして注目を集めました。
本記事ではそんな「ケンバト」シーズン4の対戦カードと試合結果をまとめていきます。
喧嘩バトルロワイヤル4は「7対7」のチーム戦│優勝賞金1,000万円!
喧嘩バトルロワイヤル4の対戦ルールやイベント概要について紹介します。喧嘩バトルロワイヤルはバン仲村さんプロデュースの地下格闘技イベントで、ブレイキングダウンに比べよりアンダーグラウンド感が強い雰囲気が特徴。公式表記は「ケンカバトルロワイアル」。
喧嘩バトルロワイヤル4では1チーム7人で組まれ、4つのチームがワンデートーナメント形式で勝ち抜き戦を行います。そしてなんと言っても優勝賞金1,000万円で、優勝チームが賞金総取りできるのが凄すぎますね。
喧嘩バトルロワイヤル4の対戦ルール&イベント概要
喧嘩バトルロワイヤル4は2023年4月15日(土)に開催した地下格闘技イベント。フル動画はPPV購入者のみ視聴可能、4月24日からダイジェスト版がケンバトのYouTubeチャンネルにて公開されています。
喧嘩バトルロワイヤル1~3までは「1対1」での勝ち抜き戦でしたが、喧嘩バトルロワイヤル4は「7対7」のチーム戦で行われます。
- 喧嘩バトルロワイヤル4は「7対7」のチーム戦(試合自体は「1対1」で行う)
- 参加する4チームがワンデートーナメントを行い、優勝チームは賞金1,000万円をゲットできる
- 2分1ラウンド(延長1分)のキックボクシングルール。キャッチしての攻撃は1回まで有効
- 対戦相手を掴んでの攻撃や投げ技、グラウンド状態での攻撃は反則となる
- リングではなくケージを使用
ブレイキングダウンでは試合毎にルールが異なりMMA(総合格闘技)ルールでの試合もありますが、喧嘩バトルロワイヤルでは「立ち技の打撃」のみなので分かり易いですね。
【喧嘩バトルロワイヤル4】参加チームは?安保瑠輝也(あんぽるきや)がチーム監督で参加
喧嘩バトルロワイヤル4に参加する4チームの監督&メンバーを紹介。元K-1王者の安保瑠輝也(あんぽるきや)選手がチームの監督として参加し話題になっています。
チームの監督は、
- 「喧嘩バトルロワイヤル主催者」バン仲村さん
- 「喧嘩バトルロワイヤル1優勝者」ラッパーSATORUさん
- 「歌舞伎町最強ホスト」舞杞維沙耶(まきいざや)さん
- 「元K-1王者」安保瑠輝也選手
の4名が務め、試合までに強化合宿やスパーリングを行ってきました。試合までの様子や紹介VTRはバン仲村さんやケンバトのYouTube動画にアップされています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
チームバン仲村
チームバン仲村
- フクタロス(66.0㎏)
- 岡本圭祐(71.0㎏)
- ありがとうゴルバチョフ(77.0㎏)
- てんちょー(84.0㎏)
- ボン三澤(93.0㎏)
- 佐藤峻汰(100.0㎏)
- 陸翔(100~120.0㎏)
バン仲村軍団のヘビー級選手「佐藤峻汰」さんは喧嘩バトルロワイヤル1と3に参戦し、ラッパーSATORUさん&邪鬼さんといった優勝者といい勝負をした実力者。
チーム舞杞維沙耶(まきいざや)
チーム舞杞維沙耶(まきいざや)
- 山川そうき(66.0㎏)
- 星野孝允(71.0㎏)
- 神我亨(77.0㎏)
- 笹部秀太(84.0㎏)
- TRIBE旭(93.0㎏)
- 舞杞維沙耶(100.0㎏)
- 爆音那智(100~120.0㎏)
ブレイキングダウン常連選手の山川そうきさんがフェザー級枠(66.0㎏)で参戦。
また、チーム舞杞維沙耶(まきいざや)のヘビー級枠は監督兼選手として舞杞維沙耶さんが参戦しています。4チームある中で唯一監督自ら試合しているのが男前でかっこいいですね。
準決勝で舞杞維沙耶さんは「バン仲村軍団」の佐藤峻汰さんと対戦、互いにダウンを奪い合う激戦を展開
チームSATORU(サトル)
チームSATORU
- サガエマテウス(66.0㎏)
- ケンジ(71.0㎏)
- ラファエルバレリオ(77.0㎏)
- クレイジーキング(84.0㎏)
- アレックスデオリベイラ(93.0㎏)
- ダニエルシルバー(100.0㎏)
- カサイヨシヒロ(100~120.0㎏)
チームSATORUのメンバーは全員外国人の「最強南米外国人チーム」。スーパーヘビー級枠には喧嘩バトルロワイヤル2優勝者のカサイヨシヒロさんが参戦。
チーム安保瑠輝也(あんぽるきや)
チーム安保瑠輝也
- SUSUMU(66.0㎏)
- 石尾嶺弥(71.0㎏)
- 山本真司(77.0㎏)
- タツ(84.0㎏)
- ノマドマナドゥ(93.0㎏)
- 星野大介(100.0㎏)
- タカハシユウタ(100~120.0㎏)
チーム安保瑠輝也のライト級(71.0㎏)枠にはK-1ファイター弘輝選手のYouTubeチャンネルメンバー石尾嶺弥さんが、ウェルター級(77.0㎏)枠はブレイキングダウンにも登場した「杉並の赤ジャージ」山本真司さんが参戦。
【喧嘩バトルロワイヤル4】対戦カード&試合結果
ここからは喧嘩バトルロワイヤル4の対戦カードと試合結果をまとめていきます。準決勝を勝ち上がった2チームが決勝戦で優勝賞金1,000万円を懸けて闘うチームバトル形式。
準決勝①「チームバン仲村 vs チーム舞杞維沙耶(まきいざや)」
準決勝第1試合は「チームバン仲村 vs チーム舞杞維沙耶(まきいざや)」が対戦、試合結果は3-4でチーム舞杞維沙耶(まきいざや)が勝利!決勝戦に駒を進めました。
第1試合「○フクタロス vs 山川そうき×」(-66.0㎏)判定
「フクタロス vs 山川そうき」は両者互角の展開も、フック連打でフクタロス選手がダウンを奪い判定勝利。ブレイキングダウン4戦3勝と勝ち越している山川そうき選手を下した。
第2試合「×岡本圭祐 vs 星野孝允○」(-71.0㎏)KO
試合中盤、星野孝允選手が遠い間合いから一気に間合いを詰めての右ストレートでダウンを奪う。岡本圭祐選手は立ち上がるもダメージが見られる、パンチの打ち合いでフック連打がクリーンヒットし星野孝允選手がKO勝利を収めた。
第3試合「○ありがとうゴルバチョフ vs 神我享×」(-77.0㎏)判定
ありがとうゴルバチョフ選手はパンチ主体、神我享選手は蹴りを起点に攻める展開。神我享選手のカーフキックが連続で入るも、ありがとうゴルバチョフ選手がケージ際に詰めフック連打でダウンを奪う。
神我享選手は何とか立ち上がるもダメージは大きい。そのままラウンド終了しありがとうゴルバチョフ選手が判定勝利。
第4試合「○てんちょー vs 笹部秀太×」(-84.0㎏)KO
試合序盤てんちょー選手がインロー前蹴りからの飛び込み突きとスピード感あるコンビネーションを見せるもカウンターの右フックでダウンを取られる。
しかしダメージはない様子で再開後、右ロー左前蹴りからの右ハイキックがクリーンヒットし笹部秀太選手は立ち上がれず。てんちょー選手が華麗な蹴り技で鮮烈KO勝利を収めた。
第5試合「×ボン三澤 vs TRIBE旭○」(-93.0㎏)判定0-3
試合序盤TRIBE旭選手がボン三澤選手を右カーフで連続転倒させる。その後も左ハイ左ミドル右ローのコンビネーションからフック連打で主導権を握りTRIBE旭選手が判定勝利。
TRIBE旭選手が重量級とは思えないスピード感ある打撃を見せた。
第6試合「×佐藤峻汰 vs 舞杞維沙耶○」(-100.0㎏)判定0-3
「チームバン仲村 vs チーム舞杞維沙耶(まきいざや)」第6試合はチームのボス兼選手として舞杞維沙耶さんが登場。対する佐藤峻汰さんは喧嘩バトルロワイヤル常連選手で、シーズン1優勝者のSATORUさんと互角の勝負を見せた強豪。剛腕同士の好カードが実現。
試合中盤、佐藤峻汰さんが左ストレートをクリーンヒットさせるも、追撃時に舞杞維沙耶さんの右フックのカウンターでテンプルを撃ち抜かれ佐藤峻汰さんがダウンを喫する。再開後すぐに激しいフックの打ち合いになり舞杞維沙耶さんがダウン。
その後佐藤峻汰さんの左ストレートに左フックを被せ舞杞維沙耶さんがダウンを取り返し、舞杞維沙耶さんがダウンの応酬を見せる激闘を制した。
第7試合「×陸翔 vs 爆音那智○」(-100~120.0㎏)判定0-3
スーパーヘビー級同士の第7試合、爆音那智さんが二段蹴りカーフキック右ハイとテクニシャン振りを見せる。試合中盤フックの応酬のなか爆音那智さんがダウンを奪う。
再開後陸翔さんも果敢に殴り合うも再度ダウンを喫し、爆音那智さんが圧倒的強さを見せ判定勝利。
これにより「チームバン仲村 vs チーム舞杞維沙耶(まきいざや)」はチーム舞杞維沙耶が3-4で勝利し決勝に駒を進めた。
準決勝②「チームSATORU vs チーム安保瑠輝也(あんぽるきや)」
準決勝第2試合は「チームSATORU vs チーム安保瑠輝也(あんぽるきや)」。監督同士は直接試合しないものの、ブレイキングダウンでSATORUさんが欠場して以来因縁がある同士のチーム戦となった。
第1試合「○SUSUMU vs サガエマテウス×」(-66.0㎏)判定3-0
速いテンポで打撃の攻防が続く展開のなか、サガエマテウスの左フックで効かされるもSUSUMUさんが右ストレートで打ち抜きダウンを奪う。SUSUMUさんが判定勝利を収める。
第2試合「○石尾嶺弥 vs ケンジ×」(-71.0㎏)判定
石尾嶺弥さんがカーフキック、インローを中心に組み立てる。差がつかず延長戦へ、延長戦でも両者決定打がないまま手数とクリーンヒット数で石尾嶺弥さんが判定勝利。
第3試合「×山本真司 vs ラファエルバレリオ○」(-77.0㎏)判定3-0
試合中盤ラファエルバレリオの右ロングフックがカウンターで入り山本真司さんがダウン。再開後ケージ際に詰められ再び右ストレートでラファエルバレリオがダウンを奪い、ラファエルバレリオがフルマーク判定勝利。
試合終了後乱闘になりかけるも最後は健闘をたたえ合った。
第4試合「○タツ vs クレイジーキング×」(-84.0㎏)KO
開始直後からお互いアグレッシブに攻め激しい打撃戦を展開、クレイジーキングの前進にタツの右フックがカウンターでヒット。顎を撃ち抜かれたクレイジーキングは立ち上がれずタツさんがKO勝利。
第5試合「×ノマドマナドゥ vs アレックスデオリベイラ○」(-93.0㎏)判定0-3
アレックスデオリベイラが長いリーチを活かしパンチをヒットさせて主導権を握る。
パンチラッシュに飲み込まれノマドマナドゥがダウン、その後も右フックがテンプルにヒットし再びダウンを奪いアレックスデオリベイラが圧勝。
第6試合「○星野大介 vs ダニエルシルバー×」(-100.0㎏)判定3-0
ローで攻める星野大介さんとフックを振り回すダニエルシルバー、決定的な差がつかず延長へ。
カーフで転倒させられるダニエルシルバー、中盤と終了間際にフックのラッシュで見せ場を作るもローのダメージを取ってか星野大介さんが判定勝利。
第7試合「×タカハシユウタ vs カサイヨシヒロ○」(-100~120.0㎏)判定0-3
喧嘩バトルロワイヤル2優勝者のカサイヨシヒロさんが登場。タカハシユウタさんの打撃をバックステップ&ヘッドスリップで外し剛腕フックを振るっていく、決定打は無いもカサイヨシヒロさんペース。
延長戦の終了間際ロングフック連打がクリーンヒットしタカハシユウタさんがダウン。カサイヨシヒロさんが判定勝利。
4-3でチーム安保瑠輝也(あんぽるきや)が決勝戦に駒を進め、決勝は「チーム舞杞維沙耶(まきいざや) vs チーム安保瑠輝也(あんぽるきや)」に決定。
【喧嘩バトルロワイヤル4】決勝戦「チーム安保瑠輝也 vs チーム舞杞維沙耶」
第1試合「×SUSUMU vs 山川そうき○」(-66.0㎏)判定0-2
序盤、準決勝でも力強い打撃を見せたSUSUMUさんがパンチをヒットさせていく。中盤から手数が増えアグレッシブに攻める山川そうきさんが追い上げ判定勝利。
第2試合「○ツルツルジャック vs 星野孝允×」(-71.0㎏)KO
ケージ際に詰めツルツルジャックがパンチのラッシュをかけるも、星野孝允さんがガードでしのぎカウンターの左フックをヒットさせる。その後打ち合いのなかでツルツルジャックが右ロングフックをヒット、バチバチの打撃戦は差がつかず延長戦へ。
延長、星野孝允さんが右フックから左右のフック連打 膝蹴りのコンビネーションを見せる。ツルツルジャックはダメージが見られ動きが鈍るも、右フックがカウンターで入りツルツルジャックが逆転KO勝利。
第3試合「○朝倉豊樹 vs 松田昭人×」(-77.0㎏)判定3-0
ムエタイスタイルの松田昭人さんがミドルキックで自分の距離を作り、朝倉豊樹さんは剛腕を振るっていく対照的な展開。中盤に朝倉豊樹さんの右ストレートがカウンターで入りダウン。
再開後も朝倉豊樹さんがペースを握り判定勝利。
第4試合「○タツ vs 笹部秀太×」(-84.0㎏)KO
準決勝で豪快なKOパンチを見せたタツさんがプレッシャーをかけ主導権を握る、左ボディブローがレバーをえぐり笹部秀太さんがダウン。再開後左フックがテンプルを打ち抜き再度ダウン、タツさんが準決勝に続き決勝戦でもKO勝利を収めた。
第5試合「×ノマドマナドゥ vs TRIBE旭○」(-93.0㎏)TKO
ゴング直後からスピード感ある打撃戦が展開されTRIBE旭さんの右アッパーがクリーンヒット、ダメージが見られるもノマドマナドゥが果敢に攻める。しかし額の辺りをカットしレフェリーストップとなり、TRIBE旭さんがTKO勝利。
第6試合「○星野大介 vs 梅津優×」(-100.0㎏)判定3-0
星野大介さんがノーモーションの左ストレートを連続でヒットさせる、梅津優さんがラッシュをかけるもカウンターの右フックでダウン。再開後もバチバチの打ち合いになり星野大介さんが判定勝利。
第7試合「×タカハシユウタ vs 爆音那智○」(-100~120.0㎏)判定0-3
準決勝で圧倒的な強さを見せた爆音那智さんがベタ足で前進しプレッシャーをかけていく、タカハシユウタさんは蹴りを中心に攻める。試合中盤、爆音那智さんが右ハイからワンツーで打ち抜きダウンを奪う。
再開後ブラジリアンキック右ミドル、フック連打からのバックスピンキックと多彩な攻撃を見せた爆音那智さんが判定勝利。
チーム安保瑠輝也(あんぽるきや)が優勝!賞金1,000万円を獲得
「チーム安保瑠輝也 vs チーム舞杞維沙耶」の決勝戦を4-3で勝ち越しチーム安保瑠輝也が優勝、賞金1,000万円を獲得した。
試合後、安保瑠輝也選手は
- 「安保瑠輝也チーム最高じゃないですか」
- 「急遽喧嘩バトルロワイヤルに参加することになってオーディションで集まったメンバーですが、最高の試合をしてくれたと思います」
- 「僕も5月にRIZINでブアカーオ選手と試合を控えてるんですけど、最高に熱い気持ちを今日頂きました」
- 「プロとかアマチュアとか関係なく闘いって熱い気持ちを全力で出すのが大事。今日試合した皆にそれを見せてもらいました、安保瑠輝也チーム最高!」
と締めくくった。