Breaking Down(ブレイキングダウン)にてジョリーが挑発的な態度を取り続け、バチバチのライバル関係になったジョリーさんと啓之輔(けいのすけ)さん。
ブレイキングダウン7で初対戦した両者。判定結果に納得いかない啓之輔さんがジョリーとの再戦を直訴、ブレイキングダウン7.5にてダイレクトリマッチの再戦が組まれ話題に。
本記事ではそんなブレイキングダウンから始まった「ジョリーと啓之輔の因縁」を時系列で紹介していきます。
【Breaking Down】ジョリーと啓之輔(けいのすけ)の因縁|時系列まとめ
ブレイキングダウン7での初対戦「ジョリーvs啓之輔(けいのすけ)」からはじまったジョリーさんと啓之輔さんのバチバチのライバル関係。
両者は元々犬猿の仲だったわけではなく和やかな雰囲気でYouTubeコラボし、ジョリーさんは元アウトサイダー王者の啓之輔さんへのリスペクトを示していた仲でした。
本記事ではそんなジョリーさんと啓之輔さんのブレイキングダウンを通して生まれたバチバチの因縁の経緯をまとめていきます。
YouTubeコラボでスパーリング|啓之輔がジョリーに実力差を見せつける
ブレイキングダウン7で初対戦する1年以上前、2022年3月にジョリーさんと啓之輔さんはYouTubeの企画でスパーリング対決しています(安保瑠輝也チャンネルと啓之輔チャンネルのコラボ企画)。
その時点では両者の間には格闘技においてかなりの実力差があり、マススパーとはいえ啓之輔さんがジョリーに何もさせず圧倒。
また、MMA(総合格闘技)ルールでのスパーリングということもあり、キックルールで行われたブレイキングダウン7での「ジョリーvs啓之輔」とはルールの違いがあり一概に比べられないものでもあった
啓之輔さんはMMAルールでのプロ戦も経験しているため、スパーリングでは自らの土俵であるグラウンドの展開に持ち込むとジョリーを完全にコントロール。ジョリーさんから2連続で1本取って文字通り力の差を見せつけています。
後に行われたブレイキングダウン7での初対決ではジョリーさんの組み付き状態からの転倒→仕切り直しの展開が多く、これがキックルールではなくMMAルールでの試合だったら組み付いた瞬間に啓之輔さんがチョークなどを極めてた可能性大です。
https://t.co/uFitax1pGf
— 啓之輔 keinosuke (@yoshikei91) March 27, 2021
安保の子分とスパーリングしてみた
喧嘩自慢としてw pic.twitter.com/oRjM6UkiPG
ジョリーの敵討ちで「てるくんvs啓之輔」もスパーリング対決
ちなみに安保瑠輝也チャンネルのメンバーてるくんも啓之輔さんとスパーリング対決しています。
2022年3月に行われたYouTube企画でジョリーさんが啓之輔さんとMMAスパーリング。てるくんは「ジョリーさんが2連続で一本取られたことが相当悔しかった」とのことで、ジョリーさんの敵討ちをする形で「てるvs啓之輔」のスパーリングが実現しています。
安保とMMAする前に
— 啓之輔 keinosuke (@yoshikei91) March 17, 2021
安保の子分達と戦わされるのか、、、
「てるくんvs啓之輔」
- てるくんの挑発的な態度に本気モードの啓之輔さん、バチバチのガチスパーに発展
- 大振りフックで攻めるてるくんに対しボディへの膝&三日月蹴りを多用しカウンターを当てていく啓之輔さん
- ボディでスタミナを完全に削られたてるくんがダウンし戦意喪失、啓之輔さんが圧倒する
スパー後てるくんは啓之輔さんを「マジで強い」と称えるも「砂浜やったら俺が圧勝してた」と豪語した
【ブレイキングダウン7】「ジョリーvs啓之輔」キックボクシングルールで初対決
1年前のスパーリングを経て2023年2月19日にブレイキングダウン7にて「ジョリーvs啓之輔(けいのすけ)」が決定(キックボクシングルール)。
試合前のフェイスオフでジョリーは「今日が啓之輔の引退試合になるんで、啓之輔ファンの皆様は応援してあげてください」と挑発。これに対し啓之輔は「誰の引退試合だよ?お前だろ」と返しバチバチの雰囲気になった。
ジョリーがカーフキックからの踏み込みの速いパンチ連打で攻めるも、距離が詰まると組み付くことが多くかみ合わない試合内容に。オーディションからバチバチに舌戦していた両者だったが、試合内容は不完全燃焼に終わった。
両者決定打がないまま延長戦にもつれ込み、判定でジョリー勝利。
試合後のマイクパフォーマンスでジョリーさんは「観客からしたら組み付いて倒れてたんで印象悪いと思うけど、スローで見たら俺のパンチが結構当たってるし啓之輔さんも効いてるんで観てといてください」と語った。
啓之輔さんは判定結果に納得いかない表情で早々にリングを降りている。舞台裏で会った朝倉海は
- 「難しい判定でしたよ。負けたのは印象の問題かもしれないですね」
- 「組んで倒してたのは啓之輔さんでしたけど、ルールはキックなんで」
と語った。
【ブレイキングダウン7.5】「ジョリーvs啓之輔」けいのすけの希望で再戦決定
2023年3月31日に開催されるブレイキングダウン7.5にて「ジョリーvs啓之輔」のダイレクトリマッチが決定。
前回の対戦でジョリーに判定負けを喫した啓之輔(けいのすけ)。判定結果に納得がいかず啓之輔がブレイキングダウン運営に再戦を直訴、これを受けて7.5のメインカードで「ジョリーvs啓之輔 2」が決まった。
ちなみに啓之輔さんはMMA(総合格闘技)ルールでの再戦を希望したものの希望は叶わず、またもキックボクシングルールでの再戦が決定
Breaking Down(ブレイキングダウン)7にて初対戦したジョリーと啓之輔(けいのすけ)。両者は試合前からバチバチの舌戦を繰り広げていただけに、ファンからは「KO決着」を望む声が多くみられた。
しかし「ジョリーvs啓之輔」はファンの期待とは裏腹に不完全燃焼な試合内容に。結果的に手数の多いジョリーの判定勝ちとなったものの、試合展開的には
- ジョリーがアグレッシブに攻めるも、クリーンヒット(決定打)はほぼ無し
- ジョリーは打撃のあと組み付き、それを啓之輔が倒し仕切り直す場面が多かった
- 啓之輔はカウンター狙いのスタイル
と噛み合わない試合内容になった(結果は延長戦でジョリーの判定勝利)。
お互いに決定打がないまま延長戦にもつれ込み、自分から手数を出し試合を作っていったジョリーの「印象勝ち」といった感じで決着している。
1ラウンド1分間しかない試合でカウンター狙いは印象的に悪かったかも
試合後 啓之輔(けいのすけ)さんは自身のYouTubeチャンネルにて敗戦を認めたものの、ジョリーの闘い方には不満をあらわに。
- 「ジョリー側はブレイキングダウンの1分間の倒し合いじゃなく、ルールの穴をついて判定勝ちする対策を考えちゃってるよね」
- 「試合内容は二の次で、目立って怪我しないように試合して名前を売るってことが目的になってる」
- 「納得は言ってませんが結果は出ました、自分の判定負けです」
- 「ジョリーさんがRIZIN行く前に次はきっちりした試合内容で終わりにします、ぜひ何でもありルール(MMA)で再戦しましょう」
とジョリーの「盛り上げるよりも手堅く勝ちに行く」ファイトスタイルへの不満と、MMAルールでの再戦希望を語っている。
たしかにブレイキングダウンは元々「1分間最強を決める」コンセプトで始まったイベントなので、ファンはブレイキングダウンに「倒すか倒されるかの試合」を期待してます。
微妙な判定でも勝ちは勝ちと言えばそれまでだけど、啓之輔さんの言い分はごもっとも
ブレイキングダウン7.5記者会見でジョリーが啓之輔にビンタし挑発
2023年3月21日、朝倉未来さんのYouTubeチャンネルにてブレイキングダウン7.5の記者会見が行われ、記者会見にて再び対面したジョリーさんと啓之輔(けいのすけ)さん。
ジョリーは他の試合の参加選手同士がバチバチのトラッシュトークを繰り広げたことに触れ、「お前ら目立つためやったらとにかく揉めればいいんか、俺らは正々堂々と戦うんで」とつぶやいた直後に啓之輔にビンタし舞台裏へ逃走。
その後戻って着席する際ジョリーは啓之輔(けいのすけ)に対し「メンチ切ってきやがって、いきなり来るなよ」と発言、小物感あふれるヒールっぷりを徹底するジョリー。
プロレス的な盛り上げ方でここまでやり切ればプロ意識高い…?
苛立ちを隠しきれない啓之輔(けいのすけ)、朝倉未来に「やり返していい?」と確認するも半笑いで首を横に振る場面も。
ジョリ―
- 「啓之輔のブランディングを考えて俺が煽ってくれてありがとうございました」と啓之輔にマイクを向けコメントを求める挑発をするジョリー
- 無言の啓之輔に対し「やっぱり俺の前じゃビビって何も言えないですね」
- 「前回の試合は塩試合とか言われてるけど、どう見返しても俺のせいじゃないなって思いました」
- 「啓之輔が掴みに来て俺はアグレッシブだった。今回は眠たい試合させないために目を覚ますためにビンタさせてもらいました、7.5はバチバチの試合したいです」
啓之輔(けいのすけ)
- 「前回の試合判定結果が納得いかないんで朝倉未来さんと運営にジョリーとの再戦をお願いしました」
- 「タイで首相撲学んできたんだろ?お前の膝対策は完璧だわ、まさか試合中自分から倒れるなんてすごいよお前」
- 「(それに対しジョリーは)あれはお前の力が強すぎて倒されただけ、お前とMMAルールやったら負ける」
- 「次ははっきりさせようジョリー」
啓之輔さんへのリスペクトと挑発が入り混じりカオスなジョリー
ちなみにMMA(総合格闘技)ルールを希望した啓之輔さんですが、再戦もキックルールに。これに対し啓之輔さん「前回負けてるんでお任せします」と潔く答えています。
記者会見でのジョリーさんの啓之輔さんへの挑発は「前回みたいな不完全燃焼な試合じゃなく、バチバチに盛り上がる試合をするため」という思いがあってのことだったようですね。
記者会見で挑発した後に逃げたのは「啓之輔から逃げたんじゃなく、喧嘩になる状況から逃げた」とのこと
一回り以上年上でプロ格闘技の舞台でも試合してきた啓之輔さんからしたら、ジョリーさんの態度はかなりやり辛いと思います。それだけにブレイキングダウン7.5での再戦ではきっちりKO決着で互いの因縁にケリを付けてほしいところですね。
【ブレイキングダウン7.5】「ジョリー vs 啓之輔2」試合結果|ジョリーが僅差の判定勝利
2023年3月31日に開催のブレイキングダウン7.5にて行われた「ジョリー vs 啓之輔 2」の試合結果です。延長ラウンドまでもつれ込む接戦の末2-1でジョリーさんが判定勝利。
1度目の対戦とは異なり両者クリンチや投げは無かったものの「ジョリー vs 啓之輔 2」は「膝蹴りのカウンターを狙う啓之輔さんとそれを警戒して攻めきれないジョリー」といった展開になりやや噛み合わない試合内容に。
延長ラウンドでは啓之輔さんがパンチからのハイキックのコンビネーションをヒットさせるも、倒れたジョリーがしがみ付いてダウン判定は取られず。二度目の対戦も煮え切らない判定結果での決着となりました。
1R 積極的に前へ出てロングフックを振るっていくジョリー、啓之輔(けいのすけ)はやや待ちの姿勢で膝のカウンター(テンカオ)狙いに見えるもジョリーの勢いに飲まれ気味でクリーンヒットできない展開。ジョリーの方が積極的に前に出るが膝を警戒して攻めきれない印象で両者噛み合わず。
ジョリーの飛び込んでのフックが当たり啓之輔がダウンするが、審判の指示に従わずジョリーが攻撃を続けたためダウン取り消しに。再開後の啓之輔はダメージが見られ反応が鈍っている。
この「ダウン取り消し」はSNSで炎上気味に…
2R まだダメージが抜けていない様子の啓之輔にジョリーが連続でカーフキックを入れる。内側へのカーフで脚が流れ転倒する啓之輔、ダウンは取られず続行するもジョリー優勢の印象。
3R 徐々に距離感があってきている啓之輔打ち合いのなかでパンチをヒットさせるも決定打にはならず判定に入る。ジャッジはドロー判定で延長ラウンドへ。
延長R 啓之輔が近距離の打ち合いでパンチ連打からのハイキックのコンビネーションをヒットさせジョリーがダウン気味に倒れるが啓之輔の身体にしがみ付きすぐに立ち上がる。頭を抱えて膝を入れようとした啓之輔に審判から警告が入り延長ラウンド終了。
1~3R通してみるとジョリー優勢、延長ラウンドだけ見れば啓之輔優勢に見えたものの、延長ラウンド判定2-1でジョリーが僅差の勝利を掴んだ。
審判の警告が入り、それがジャッジにマイナスな印象として影響したっぽい
個人的な感想としてはそもそも1Rはダウン取ってジョリーの判定勝利でよかったし、延長ラウンドまで闘わせるのであればやや優勢だった啓之輔さんの判定勝利で良かった気がしますね。
「ジョリー vs 啓之輔2」がブレイキングダウン7.5のメインカードだったこともあり、今回の再戦は完全決着させたい運営の思惑が働いていたように感じました。
また、本来「1分間最強を決める」コンセプトのブレイキングダウンっぽさが感じられず、「ジョリー vs 啓之輔」は両者がやりたいことが違っていて噛み合っていなかった印象。
膝のカウンター狙いの啓之輔さんとそれを警戒するジョリーさんの構図で、1分しかないルールでそれやったらあっという間に時間が過ぎて不完全燃焼のまま終わってしまうんですよね。
これは両者が格闘技のテクニックや駆け引きを習得しているからこそ起こった試合展開でそれ自体は何も悪くないのですが、ブレイキングダウンの視聴者はもっとわかりやすい試合内容を期待してるんじゃないかと思います。
ブレイキングダウン視聴者はもっと分かりやすい「リング上での喧嘩」を求めてる
ブレイキングダウンでは「ファイトスタイル的に噛み合うかどうか」の基準で対戦カードを組んだ方がいいかもと思いました。
まとめ
安保瑠輝也チャンネルのジョリーさんと啓之輔(けいのすけ)さんの「ブレイキングダウンでの因縁」についてまとめました。
元々は格上の啓之輔さんに対しリスペクトの気持ちを強く表していたジョリーさんだけに、バチバチな両者を観てるファンはハラハラしちゃいますよね。
今後も試合結果やその後の様子など両者のやり取りを追記していくので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。